170 ビジネス本

2011年1月30日 (日)

【書評】顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか 著者:トニー・シェイ

ザッポス関連書籍一覧。いっぱい出てますね。これの上から二番目がこの書評で取り上げている本ですよ。なんでいつものリンクの形式でないのかというと、この本はアマゾンのアフィリエイトのリンクの対象外になっていて、リンクが張れないのです。こんなのはじめてだよ。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説読了○。2009年7月、米アマゾン・ドット・コムは靴のネット販売で急成長するザッポス・ドット・コムを買収することで合意と発表。買収額は8億5千万ドル。ザッポスは1990年創業。若きカリスマ経営者トニー・シェイの自伝と、自らが語る、顧客を感動させるサービスはいかにして生まれたか、について。

アップルのiTunesストアで、電子書籍(つーかapp)として売っていた(つーか期間限定で無料)のでダウンロードして読んでみました。いま見たら定価は600円なのね(ダウンロードはこちら)。リアルな紙の本でも売ってる。冒頭のリストの上から二番目、著者がZapposの箱を持って笑ってる表紙のヤツ。

前半がトニー・シェイの自伝。中国系アメリカ人で、教育熱心な家庭に育ち、ハーバードを出てオラクルに就職するも、退屈な仕事がイヤになって友人と一緒に会社を辞め、ネット起業。なんだけど、子供の頃のミミズ牧場のエピソードとか、大学でのピザ屋の営業とか、いい感じにユーモラスで、いい感じに起業家的な挿話がいろいろ。ハーバード出、ってゆーエリート臭はない。読み物としてソコソコ面白いです。オラクル辞めたあと、ダラダラとなんとなくウツっぽくなるあたり、リアルでいい感じ。んで、なんとなく、で始めたインターネット広告ネットワーク会社LinkExchangeを、わずか数年でマイクロソフトに2億6500万ドルで売却、ってのも凄いなー。んで、ふつう、そこで一回話は終わりなんだよね。

ところが、ここから話は別の展開を見せる。中盤は、お金を持ってしまった人間が、何のために働くのか、について真面目に考える、話なんですね。ここがなかなか面白い。オレはまだ(まだ?)お金をもってしまってはいませんが、とても参考になります(何の?)。

んで、ザッポスに関わり、個人資産をつぎ込み殆ど使い果たし、倒産の危機を何度も乗り越え、ついに立て直す。アマゾンに買収されたのも、負けではなく、理想の結婚なんですな。この部分、ある意味、なんのために働くのか、という思考実験と実体験が一致していく過程として、これもとても面白いドキュメンタリです。

そして、終盤、ザッポスの体験を通して進化していった、仕事に対する考察、人生に対する考察、幸せに対する考察、が語られる。ここがまたなかなか面白い。そう、こういう風にシンプルに仕事ができたらいいよなー。羨ましいぜ。って他人事として読んでちゃいかんな。

ってわけで、面白い読み物であり、仕事と人生に対する指南書であり、企業経営の新しい軸を提案するビジネス書、と、一粒で三度おいしい本でした。うん。意外とお奨めですよ。

電子書籍をiPhoneで一冊まるまる読んだのはこれがはじめてかも知れない。読む分には、別に不自由は感じなかったな。ちょっとした時間に読めるし。あ、でも書評を書くのにパラパラと中を確認するのには不便だ。なるほどね。

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2010年5月 2日 (日)

【書評】会社のお金を学べ!! (マジビジ11) 著者:坂口孝則

会社のお金を学べ!!読了○。帯のアオリ文句は、<あなたの”本気”を応援する「マジビジ」シリーズ第12弾!!欲しかったけど無かった。「社会人3年目」の視点で、テーマを選び、編集した新感覚のビジネス書、登場!>。

薄いんですぐ読めてすぐ書ける、って意味ではビジネス本はブログ更新のいいネタになってくれる。中でもこのマジビジというシリーズの薄さは格別。暇つぶしに、手当たり次第にマジビジの書評、ってのはどうかな?・・・それはそれで飽きそうだから却下。

MISSION 1 会社の数字を知っておかないといけない理由
MISSION 2 商品の原価の謎を解け! 【管理会計の基本】
MISSION 3 決算書の基本を学べ! 【財務会計1 :損益計算書】
MISSION 4 決算書で会社のウラを読め! 【財務会計2 :貸借対照表】
MISSION 5 家計簿感覚で会社のお金を把握せよ! 【財務会計3 :キャッシュフロー計算書】
MISSION 6 常に利益を意識せよ! 【応用編:管理会計+財務会計】

MISSION 1が”会社の数字を知っておかないといけない理由”から始まっているってトコが、このシリーズの特徴をよく表しているねえ。ソコからかい!みたいな。んで、本文の中身は物凄く易しく。うん。この思いっきり削りに削ったトコが、いいよな。広く浅く、敷居をとことん下げる。これまで読んだこの手の本(会社の数字を云々、とか、決算書の読み方云々、とか)の中では簡略化度ナンバーワンだと思う。ふつう、もうちょっと色々と開陳したくなるもんなんだと思うんですよ。薀蓄を傾けたくなるもんだと。

普通の”本”だと、書き手は、その誘惑に勝つのは難しい。著者としてのある種の見栄が、邪魔をするんだと思うんだ。ところが、①社会人3年目向けの、②薄い新書、装丁は③このマンガっぽい感じ、っていう強力な縛りが掛かると、バッサリやれてしまうんだなー、とヘンなトコで感心。そういう意味では、このマジビジというシリーズは、他のビジネス本との差別化には成功しているんだと思う。

で、バランスを取る意味で、次に進みたいヒト向けに、ブックガイドがちゃんと巻末に用意されているのは良心的ですね。そこでいきなり「クルーグマン マクロ経済学」を紹介するのはちょっとどうか、と思わなくもないが。

ま、帯のアオリ文句的には、ワタシは対象外なんで、書評を書く意味があんのか、っても思うんですけど、読んだら書く、ってのがルールなんでなあ。

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2010年4月 3日 (土)

【書評】知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る 著者:日垣隆

知的ストレッチ入門読了○。副題は”すいすい読める書けるアイデアが出る”。最強のジャーナリストにして、(たぶん)最も環境変化に適応した文筆業者である、ガッキィこと日垣隆による、知的生産力を効率的に伸ばしてゆく方法、全公開。すぐに使える21世紀版「新・知的生産の技術」。

目次はこんな感じ。例によって”・・・”以下はワシの要約メモ。

序章 知的ストレッチとは
 基本3原則
 1.インプットは必ずアウトプットを前提にする
 2.うまくいった諸先輩の方法を取り入れる
 3.おのれを知る
第1章 読む-ストレッチ読書術・・・全集の効用、付箋、10箇所/冊、纏めて再読
第2章 構える-ストレッチ書斎術・・・引き出しのインデックス案、ロング書棚、コピー機
第3章 考える-ストレッチ検証術・・・レファ本、新書5、話、メモ、整理法、ヲタ誌、設問
第4章 創る-ストレッチ仕事術・・・依頼と納期、競争から抜け出す、過剰な負荷を
第5章 書く-ストレッチ文章術・・・ブログとジャーナリズム、サロン立ち聞き
第6章 疑う-ストレッチ回避術・・・ウソ、正確な把握、ギャップ、教養、予防原則の罠
第7章 出逢う-ストレッチ互助術・・・iPhone、Kindle、Twitter、フラット、読書会
第8章 変わる-ストレッチ改造術・・・期日、依頼させる、全体と個、主体的に変わる
第9章 決める-ストレッチ決断術・・・予め想定、即決、メール即日処理

すぐ使えそうなノウハウと視点が満載。って言ってもこのメモ書き読んだだけじゃ分かんないか。これ、ワシ自身が中身を思い出すときのフックのつもりでメモってるんで、断片的且つ非網羅的なメモだからね。

今回改めて思ったのは、ノウハウ本なんだけど、面白い、ってのがガッキィの持ち味だよなぁ、ってこと。一見いらんエピソード、本来分類に収まらないトピック、等々がいい感じに混ざってて、読んで面白いだけでなく、実用一本やりの本にありがちな偏狭な感じ、息苦しい感じがない。手段のための手段に堕さない。

それを支えている思想背景の基本中の基本が、序章の基本三原則の1、”インプットは必ずアウトプットを前提にする”なんだな。自らを省みて、ちょっと反省。オレその視点が思想が欠けていたんだ、今まで。

ええ本です。一読をお奨めします。

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2010年3月27日 (土)

【書評】ラクをしないと成果は出ない 著者:日垣隆

ラクをしないと成果は出ない読了○。最強のジャーナリスト日垣隆が、自身の豊富な体験から得られた法則を惜しみなく開示し、生産性を飛躍的に増大させる具体的な方法を伝授し、併せて人生を楽しく充実したものにするためのちょっとした発想の転換を提案する。

ある意味ビジネス本の王道を行く書物です。10の分野に亘って、100個のノウハウが見開きで語られる。ビジネス本を読むと毎回思うんだけど、書いてあることをふんふん、と読んで終わりでは意味がないよね。エッセンスを把握して自分の中にすぐに取り出せる形で仕舞っとかないと、実際には使えないからね。んで、記憶のために、私なりに背景となる思想・原理を要約すると、1.アウトプット重視、2.具体化する(数値化する)、3.無駄なトコロは省く(切る)、4.やってみる(まねをする)、5.継続する、6.技法(専門性)を持つ、7.余裕(遊び)を持つ、ってトコでしょうか。フックはせいぜい7個程度でないと覚えらんないからな。

もちろん、こうした原理が先にあって、それの応用として個々のノウハウが書かれているわけではなく、夫々のノウハウは最初からその形で出てきているのですが、夫々のノウハウを貫く思想的背景を敢えて抽出すれば、ってことです。こう要約しちゃうとなんだか味気ないし目新しさもなくなっちゃうんだけど、この本が面白いのは、これらの思想を、もっと拡大して徹底して使ってるからなんだと思 う。その意表のつき方が面白いってのもある。実用的且つ面白い。ってわけで、取り敢えず、一読をお奨めします。

さて、今手許にこの本がない状態で、印象に残っているのは、「クレームは10%が成長のヒントになり、90%が時間の無駄」「アウトプットを前提とする」「書棚1本(300冊)読めば本が一冊書ける」ってあたりかな。我ながらキャパちいさっ。3つかよ。ま、しゃあないな。

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2010年3月25日 (木)

【書評】世界一利益に直結する「ウラ」経営学 著者:日垣隆・岡本吏郎

世界一利益に直結する「ウラ」経営学読了◎。カリスマコンサルタント岡本吏郎と最強のジャーナリスト日垣隆の組み合わせによる、金儲けと商売と資産作りに関するヒント満載の対談集。会社経営の常識と定説と思い込みを、踏み越えひっくり返し蹴飛ばす!

そうなんだよねぇ。経営学とか会計学とか、学問として考えるとアレですけど、結局基本は商売であり取引でありお金儲けなんだよなあ。学問として考えちゃうと間違えるよな。私みたいなタイプの人間は殊にそう。ケーススタディを通じて抽出された理論とか、財務諸表の意味するところとか、そういう「オモテ」に騙されちゃう。間違えちゃうんですわ。立派な本とか読むと特にね。でも肝心なのは実際に商売をうまく廻すことであってね。経営学なりを勉強するそもそもの動機は、そこにあるんだよな。その商売、お金儲けに関するナマな知識や情報、そこんトコを扱いますぜ、ってのが「ウラ」、なのだと理解。

この本はソコんとこをズバリと衝く。学問としてやるんではない。商売だと。客を摑まえて何ぼだと。その上で、どうやって客の気を惹き、客の中での順位をあげるか、を考える。また、そうやってポイントを絞って考えるから、業界の常識とかしがらみとかをぶっ壊す発想が出てくる、そのためのヒントが満載。その一貫したスタンスがいい。

はじめに 不況なんてKUSOKURAE!自ら道を切り開いてゆくしかない
第1章 <間違いだらけの会計常識>だからあなたは儲からない
第2章 <価格常識のウソ>安売りは自分の首を絞めるだけ
第3章 <資産づくりの勘違い>財産と思ったら負債だった!?
第4章 <掛け算の経営戦略>衰退産業にこそチャンスが眠っている
第5章 <経営者の資質>この社長なら会社は安心か?
第6章 <ビジネスの落とし穴>格差社会で抜きん出るには
あとがき 日垣さんと対談した結果私はもっと働きたくなった!

読んで面白い、ってのがいいよな。んで、元気になる。この本に書いてある内容は、どっちかっていうと中小企業の社長あたりが読んで一番役に立つかな、って思うけど、今やサラリーマンもいわば個人事業主みたいなもんだからなあ。逆に言うと得意分野と顧客を持ってある程度自由にやれる立場さえ確保してしまえば、いろいろ応用できる気がするんだよね。会社に献上する利益はいわば税金みたいなもんでさ。それをどうやって節税するかという、そういう・・・。あ。書いてあるアイデアをパクッて、いろいろやってみたくなってきたぞ。しめしめ。

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2010年3月15日 (月)

【書評】実践ガイド なんとか会社を変えてやろう―企業風土改革の進め方 著者:柴田昌治

実践ガイド なんとか会社を変えてやろう読了○。サブタイトルは「企業風土改革の進め方」。日本での”改革”に於いては、「波風を立てない」「言ってもムダ」といった、組織の風土・体質の根深い問題が障害となることが多い。分権化や実力主義転換等、組織再編や制度改革を断行すること自体はそれほど難しいことではないが、風土・体質の転換なくしては成功するはずはないのだ。実際に風土改革を行う上でのポイントを分かりやすく解説し、単なるポジティブシンキングや意識改革手法、或いはボトムアップの革命との違いを明らかにする。

序章 意識改革では変われない
第一章 問題を見えやすくするには
第二章 風土・体質を変えていくプロセス
第三章 気楽にまじめな話をする場づくり
第四章 キーマンと人材育成
第五章 人事制度と組織の改革
第六章 責任の明確な意思決定ルール
第七章 今の日本に必要なものは
終章 なんとか会社を変えてやろう

立ってるスタンスがいいよな。きれいごとでは済まない日本の会社の現実をキチンと踏まえたうえで、どうやるべきかを論じている。会議では表向きの発言しかしない、とか、不用意な実力主義は単なる足のひっぱりあいになる、とかのな。これをちゃんと認めた上で、議論をしていくというスタンス。これ、ありそうでなかった本かも。

そうなんだよ。教科書どおりにはいかないんだよ。ドロドロしてるんだよ。ナマナマしいんだよ。会社ってのはな!なにしろ皆さん生活が掛かってますからねぇ。裏もあれば表もある。本音もあればタテマエもある。欲もあれば嫉妬もある。ホントにそうだ。オレ、最近漸くそのことが身に沁みたっていう感じだよなあ。それは私自身の問題(アスペルガー的視野の狭さ)なんだけどね。

で、この本。「波風を立てない」とか「言ってもムダ」とか、如何にも日本的な言い回しでその現実を捉えつつ、意識改革とかの、一種の精神主義に逃げず、現実的にどう対処するかを考えていくわけですね。とても上手にバランスを取っているという印象を受けます。オレ自身がどっちかというと極端な性格だから、こういう、上手にバランスを取るという才能に憧れる、っていうのを差っ引いても、これはビジネス本としてはなかなか良い本だと思います。他の著作も読んでみるかな。

んで、さて、いろいろ試してみような。これからな。うん。ちょっとわくわくする感じだ。

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2010年2月11日 (木)

【書評】リーダーが身につけたい25のこと 著者:鈴木義幸

リーダーが身につけたい25のこと読了◎。「日経ビジネスオンライン」人気連載の加筆書籍化。著者はエグゼクィブ・コーチとして、数多くのリーダーをコーチしてきた、コーチングの専門家。豊富な現場経験を生かして語る、リーダーシップとはいったい何なのか。そして、優れたリーダーに共通する、ある資質とは。それは実は身につけることができる。リーダーシップの真髄を語ると共に、項目ごとに段階を追って自分をトレーニングしていく具体的な方法を示す。

ビジネス本としては珍しく◎。ええ本です。リーダーの人も、リーダー予備軍の人も、別にリーダー関係ねえよ、って人も、一読をお奨めします。

タイトルが”25のこと”なんで、網羅的で羅列的な本かなー、って思って、期待せずに読み始めたのですが、案に相違して、ビジネス本にしては珍しく、一本芯が通っているんだよね。逆に、だから25項目も並べても、散漫にならずに済むんだな。一本芯が通っている。

その芯とは、「必要なものはすべて自分の内側にある」、どんなときでも、自分の状態は自分が選ぶことができる、ってこと。おおっと。そうだった。忘れてたぜ、って感じでガツンと目が覚める感じがしました。ありがとう。こいつを忘れちゃいけねえな。

各章の内容も、体験的で具体的で実践的、オレなんて素直なんで、さっそく色々と生活の中に取り入れることにする。こういう課題とかトレーニングとかがあると、わお!会社行くのが楽しみになるよな。会社をそういう”トレーニングの場”として見る、ってのは我ながらなかなかいい視点だ。もう問題だらけだから尚更な。

以下メモ書き。ビジネス本では滅多にやらんのだが。例によって・・・以下は勝手要約。

はじめに・・・リーダーシップとは、1人では実現できない何かを実現したいと思い、他者に働きかけ、協力を仰ぎ、その実現を目指す力

PART1 リーダーになる人が最初に取り組みたい11項目
Leader’s way1 リーダーはビジョンを描く・・・素材、話す、文字か絵に
Leader’s way2 リーダーは決断する・・・メリット・デメリット、練習、シミュレーション
Leader’s way3 リーダーはエネルギーが高い・・・未完了を完了させる
Leader’s way4 リーダーはやりとげる・・・残り10%大事、ゴールの先、対策、逆算
Leader’s way5 リーダーはスピード感が速い・・・発想と編集、周囲へリクエスト
Leader’s way6 リーダーは何かをやめることができる・・・やめることに対する哲学
Leader’s way7 リーダーは聞く・・・メモ、感想と意見求める、第三者チェック
Leader’s way8 リーダーは人前でうまく話せる・・・モデル、ビデオ、修正点一つ、フィードバック、楽しむ
Leader’s way9 リーダーは誘う・・・誘い慣れる、詳細イメージ、メリット
Leader’s way10 リーダーは逃げない・・・怖れに向き合う、格言、宣言
Leader’s way11 リーダーは自分を客観視できる・・・フィードバック、自分以外の立場に立って、他人に紹介する文章

PART2 部下のリーダーシップを育てる4項目
Leader’s way12 リーダーは約束を守らせる・・・言語化して約束
Leader’s way13 リーダーは部下のリーダーシップに火をともす・・・人のために何かを真剣にやりたいと思い、それを実行している人
Leader’s way14 リーダーは組織の全員をリーダーと見る・・・問い掛けて育てる
Leader’s way15 リーダーはリーダーを育てる・・・理不尽さに慣れさせる

PART3 自分自身とチームの主体性を育てる10項目
Leader’s way16 リーダーは組織の緊張感をコントロールする・・・軸を決める
Leader’s way17 リーダーは楽観的である・・・楽観的に背中を押す、エクササイズ
Leader’s way18 リーダーは慢心しない・・・肩書の通用しない場、本、チャレンジ
Leader’s way19 リーダーは自分に前向きの質問をする・・・内側の質問、自分次第、物理的な移動の利用
Leader’s way20 リーダーは多様性を尊重する・・・自分、DB、ビジョン・ミッション
Leader’s way21 リーダーはリーダーシップを学んでいる・・・本、モデル、アセスメント、評価、プラン、実行
Leader’s way22 リーダーはストレスをコントロールする・・・呼吸、緊張弛緩、感謝
Leader’s way23 リーダーは反応を自分で選択する・・・刺激、スペース、反応
Leader’s way24 リーダーは退路を断つ・・・退路を断つと全ては自分次第の感覚
Leader’s way25 リーダーは情熱を自分で生み出す・・・内側が先、自分に質問

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2010年2月 7日 (日)

【書評】ネット古本屋になろう!―無店舗で勝ち残れ! 著者:河野真

ネット古本屋になろう!読了○。副題は「無店舗で勝ち残れ!」。表紙のアオリ文句は「古物商の許可申請から、古本の仕入れ、品揃え、値付け、開業のノウハウ、食べていくための経営、古本屋の魅力とは、までを『スーパー源氏』を運営する著者が解説する。読書家のサイドビジネス、ワンテーマこだわり派、定年退職起業家にオススメ!」。長え。

著者は紫式部代表取締役、1995年に日本初の古本サイト「スーパー源氏」を開設した人。知らんかったけど、リコーを辞めてネット起業したんだそうな。それも、悠々スピンアウト、ってヤツじゃなく、「独立するときは妻が大反対して離婚騒ぎになった。」「収入も激減して大変な苦労を家族に味わわせたと思う。」って感じの、中年の危機、的なノリで。

因みに上述の「独立するときは」云々の文章は”あとがき”に出てくるもので、本文に著者本人の苦労話、自慢話、説教話、は一切出てこない。のみならず『スーパー源氏』の宣伝、広告、売込、も殆ど無い。この手の起業人にはありがちじゃないですか、そういうの。そりゃテーマがテーマなんでまさか『スーパー源氏』に触れないわきゃないんだけど、驚くほどバイアスが掛かっていません。アマゾンとかヤフオクとかとほぼ同列の扱い。偉いもんだ、と思いました。

そういう、無駄な部分がないんで、内容は簡にして要、極めて実用的。起業本にありがちな”勿体を付ける感じ”、”喰いものにする感じ”がありません。良心的でええ本です。

古本屋業界、これから先、どうなんでしょうね。電子出版が普及しきったら、古本そのものが物理的に発生しなくなってしまうわけで。・・・でも、そういうことにはならないな。紙の本の市場は大きい。古本市場はもっと大きいからな。それより怖いのは過当競争ですかねえ。誰でも簡単に参入出来ちゃうからなあ。・・・でも、この本で言っているように、元々儲からない業界だし、本に関わるだけで幸せって人にしてみれば、自分のやり方で商売が出来ればいいわけだし。

ってわけで、業界にとってホントに怖いのは、”本”を読む人がいなくなってしまうコトかもね。・・・こないだ友達とそんな話をしたな。本を読まずにいられない、我々は既にマイノリティだと。絶滅危惧種だと。わお。それは開き直り甲斐があるってもんだ。ね?

いいな。老後はネット古本屋の親父をやるか。店番、って言って定期的にメールチェックしつつ座って本を読んでる姿が目に浮かぶぞ。うん。

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2010年2月 5日 (金)

【書評】仕事ができる人の脳 できない人の脳 著者:加藤俊徳

仕事ができる人の脳できない人の脳読了○。副題は「脳は自分で鍛えられる」「Let's Grow Your Brain」。著者は医師・医学博士。大脳機能生理学の専門家。

脳は他の臓器と違い、ダイナミックに自分で構造を作り変える臓器である。脳の中の神経細胞は、活動するときに酸素を消費する。その結果生じる低酸素状態が、その神経細胞の枝(神経線維)の成長を促す。その枝の成長が脳の成長であり、その枝振りの違いがその人の個性である。それはMRI画像ではっきりと見ることができるほどだ。つまり、脳のどの領域を使う(神経繊維が成長する)かによって、脳は変わる。自分で自分の脳をデザインし、育てる、そんな観点から見た、”仕事”とは。

目次とメモ。
序章  自分の脳は自分で創り上げる時代へ
第1章 脳が育つ仕組みを知ろう・・・枝を太くする。8つの脳番地。思考系、感情系、発話系、運動系、理解系、聴覚系、視覚系、記憶系。40歳を過ぎてこそ発達する脳番地がある。
第2章 仕事の「量」をアップする三つの能力を伸ばす・・・仕事を早くこなす能力、並列して複数の仕事ができる能力、疲労せず短時間の睡眠で足りる能力
第3章 仕事の「質」をアップする四つの能力を伸ばす・・・情報収集力、情報分析力、思考力、分析力
第4章 脳を伸ばす仕組みは日本的思考にあった・・・応用力、シタイ思考

今話題の脳関係本だしね、いい本なのですが、読んで面白い本を目指すのか、読んで役に立つ本を目指すのか。そこんトコの詰めが甘いと思います。

個人的には第1章が面白かったな。それと別の意味で第4章。人間、使うと伸びる使わないと錆びるってのは、日常生活で経験則としては知っていることだけど、それを神経線維の成長という具体的な現象として記述されるだけで、なんかこう、いろいろ違って感じられますよね。今オレは自分の”脳を育てている”のだ、という感覚。日常生活を、仕事を、ちょっと違う視点から眺めるっていうかさ。こういうの、好きなんですわ。この日常を生きていく助けになるよな。

で、第2章以降が、脳が育つ仕組みを応用して、仕事に必要な能力を伸ばす方法。基本的には8つの脳番地をどう使い分け、どうやって活性化させるか、という話になります。色々とかなり具体的なアドバイス、ノウハウが書いてある。個別の話にはなるほど、って思うんですが、なんとなく頭に残らない。

なんでかってーと、アドバイスの内容そのものにはあまりインパクトがない。いやインパクトがあるものもあるんだけど、詰め込みすぎです。玉石混交。もっと焦点を絞ってガツンと書かないとビジネス本としては迫力不足でょう。第2章~第3章はもっと絞ってコンパクトにしてしまって、第4章を膨らませた方がいいんじゃないかなー。

逆に第4章は生煮えですなあ。惜しい。なぜこれを”日本的思考”と呼ぶのか?”応用力”という用語の選択は適切か?”応用力”と”シタイ思考”の2つで”日本的思考”と呼ばれている思考の枠組みを網羅しているか?”応用力”と”シタイ思考”相互の関係は?等の詰めが甘い。だから第2章第3章に比べ、ボリュームもないし、ちょっと唐突な印象を受けます。惜しい。アドバイスとしては、第4章がもっとも興味深いのにねえ。うん。ここは読む価値あるかも。個人的には第1章と第4章をもっと煮詰めて膨らませたイメージの、次回作に期待したいと思います。

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2010年1月14日 (木)

【書評】勝間和代現象を読み解く 著者:日垣隆

勝間和代現象を読み解く読了△。副題は「ビジネス書でヒットを連発!なぜ女性と若者から支持されるのか?勝間ブームの裏側を徹底検証する!」

日垣隆、通称ガッキィ。毎日新聞社の経済誌”エコノミスト”の巻頭コラム”敢闘言”の過激にして切れ味の鋭い論評が面白くて面白くて、当時そのためだけに”エコノミスト”買ってた。ってのはちょっとオーバーですが。ウチのヨメさんも、経済誌なんてまったく縁がなかったのに”敢闘言”だけは毎週楽しみにしてた、っていうくらい。残念ながら2年?程前にガッキーは降りて、もうウチでは”エコノミスト”買ってない。ガッキィ。我が家は結構好きなんです。今でも。

で、この本はウチのヨメさんから、ガッキィの本出てたよーって廻ってきた、”薄い本”ってことで。僅か94頁、字も大きいし、あっと言う間に読めてしまいます。

でも。うーん。どーしちゃったんだガッキィ。中身も薄いじゃないですか。短い中にもスルドイ視点の分析があって、目からウロコ、ってのが持ち味だったはずなのにー。12章に亘って勝間現象を分析していますが、うーん。あんまり目新しくない。なるほど!って膝を打つ感じがない。全然ガッキーらしくないぞ。やっぱり現役を退くと丸くなっちゃったり鈍ったりするんですかねぇ??緊急出版する意味がわかんないな。

もしかするとこれ、出版社が勘違いして外したのかな。ガッキィは過激でケンカっぱやいイメージがあるので、ガッキィ VS 勝間、みたいな図式を期待して依頼した、とかね。でもガッキィは煽りを無視して、全然ケンカになんなかった、と。寧ろそういう下世話なつもりで依頼を掛けてきた出版社をたしなめる為に敢えて受けた。ってことですかね?

考えようによっては勝間叩きと思って買った反勝間のおっさんがガッキィから「いや、この人、まともだし。」って言われて目からウロコ、って図式があるなら、それはそれでガッキィらしい展開なのかもしれない。なるほど。想定している読者層が違うってことですかねえ。

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