640 心理学

2011年12月10日 (土)

久しぶりに会う友達に会って思うこと

週末、ちょっと帰省してました。会社は有給とって、一泊二日で。両親とも実家(熊本です。あ、くまモンがゆるキャラグランプリだそうで。おめでとうございます。)でまだ存命しているので、年に一回は顔を見に(或いは見せに)帰省するってのが、子供としての最低限の義務かな、って思うので(我ながらハードル低っ!)。

んで、夜は、小学校のときからの友達と飲んで、アホな話をして、帰って来る。これが年末恒例の行事となっております。今回は私を入れて三人で。獣医と外科医と弁理士(予定)。自分の知らん業界の話は面白いねえ。知ってた?太ってる人を手術すると脂肪が邪魔で邪魔で、思わず看護婦が罵るのを聞きつつ執刀する(「このデ*め!」)ことになるんだって。だから今度、保険の点数に脂肪加算が導入されるとか(もちろんウソだが)。

んで、二人に、自分の内面て自分にしか分かんないでしょ?自分の内面を覗いて見ると、10代のころとちっとも変わってないんで、驚くんだよね(普段からね)。って話をしたらば、後の二人からは、「そりゃそうだオレもだ」「当然だ」みたいな反応が返って来てほっとすると言うか嬉しいと言うかそんな気持ちがしたんだが。

実は「自分の内面云々」の話をして、そういう反応が返ってことは滅多にないんだよね。普通は「いやいやそんなことは」とか「またまたあ」みたいな話になるんだよ。本気にしてもらえない。で、ええーっ、成長してないの、オレだけ?って不安になってたのですが、今回、同意してもらって超安心した。

さて、ここで考えたわけですよ。たまたまこの三人は40過ぎても10代のころから内面がちっとも変わってないのか。それとも40過ぎても10代の頃と内面がちっとも変わんないような三人であるがゆえにこの三人は10代の頃に知り合っているのか。偶然か必然か。

だいたい、内面が変わった、変わるものである、変わるべきである、ってヤツの話を聞くと、それって社会的な役割とセルフイメージが一体化しているだけじゃん。ってのが多いんだよな。私は部長である、私は医者である、私は父親である、みたいなね。「役割」と「私」は別だよ、って思うけど、もう一体化しちゃってるから会話も咬み合わない。

逆に言うと一体化してない(出来ない)オレらみたいな人種は、ちょっとした違和感を常に抱きつつ、社会で「役割」を演じてるんだよな。うん。そういう意味ではオレ、昔よりウマく演じる自信は、あるな。

必然だよなあ。どう見ても。こういう友達は大事にしなきゃね。

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2009年2月23日 (月)

【書評】夜と霧 著者:ヴィクトール・E・フランクル

夜と霧読了◎。改訳の新版です。原題は「心理学者、強制収容所を体験する」。超有名な本なので、いまさら説明の必要もないかとは思うが、一応念のために書いておくと、ユダヤ人の著者がナチスの強制収容所に入れられた体験を綴ったもの。

大学生のときに何度か手に取った記憶はある(当時は旧版)のだが怖くて読む気になれず、そのままになってた。いわゆる単位の取り忘れってヤツですね。因みにウチのヨメさんに聞いたら彼女は大学生のときに読んだそーだ。今回偶然古本屋で手に入れ、並行読み中の5冊を追い越して一気に読んでしまった。

新版、読みやすかったです。そして内容は想像していたものとは違っていました。残虐な描写、政治的な主張、声高な告発、激しい怒り、メロドラマ、は一切なし。あるのは収容所内の生活描写と著者の体験、それらに対する心理学者らしい深い洞察。体験に振り回されることなく、かといって体験と距離を取るわけでもなく、体験と共にある。

生半可な言葉では語れないことをきちんと語る、個人の体験ではなく人類に向けた普遍的なメッセージとして語る、そんな覚悟を感じました。私は大抵の本は読み飛ばすタイプの本読みなのですが、この本は大事にしようと思います。

単位取り忘れの方、この機会に一読をお奨めします。

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2009年1月23日 (金)

【書評】自己変革の心理学 著者:伊藤順康

自己変革の心理学読了○。副題は論理療法入門。治療法としてというよりは、自己訓練法としての側面を紹介しています。

身近な例(めぞん一刻(なつかし!)とか)を引きつつ、著者自身の体験(研究者としてのでなはく生活者としての)も織り交ぜ、平易な言葉で書かれています。下の息子にも読ませようっと。

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2009年1月18日 (日)

【書評】認知療法の世界へようこそ 著者:井上和臣(岩波科学ライブラリー134)

認知療法の世界へようこそ読了○。副題は「うつ・不安をめぐるドクトルKの冒険」。認知療法の本ですが、なんとドラマ仕立てになっています。

他の認知療法関係の新書が(潜在的な)患者を対象としているのに対し、この本は(潜在的な)治療者を対象として書かれている、という感じがします。研究者に対する入門書というか、紹介本というか。そういう意味では珍しい本といえるかもしれない。

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