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2011年3月 3日 (木)

【書評】カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた (中公新書)  著者:川口淳一郎

小惑星探査機はやぶさ読了◎。副題は”「玉手箱」は開かれた”。2010年11月16日、小惑星探査機「はやぶさ」がイトカワから地球に持ち帰ったサンプルがイトカワのものだと発表された。人類の作ったものが地球の引力圏外まで行って着陸し、再び戻ってきたのは、有史以来この「はやぶさ」が初めてである。日本の科学技術の粋を集めた「はやぶさ」誕生の経緯、打ち上げの模様、そして見舞う様々なトラブルを如何にして乗り越え、帰還を果たしたのか。プロジェクトを率いた本人が、熱く語る。

基本的に、科学者が一般読者向けに、今回のミッションの一部始終を分かりやすく書いている本、なんです。あおりなしやらせなし演出なし。あるのは事実の記録と明快な解説。にも関わらず、滲み出る熱い想い、とでも申しましょうか。出張帰りの新幹線の中で読み始め、手に汗握り、胸を熱くしながら一気読み。

ひとつのプロジェクトの裏には、これだけの歴史があり、創意工夫があり、想いがある。努力があり、意思があり、成長がある。これ、途中で止めらんなかったよ。どーしても。ええ本です。一読をお奨めします。

この時期に勉強しなくてどうする?いやそれはその通りなんですが(汗)。いやあの、読み終わった後はちゃんと勉強してましたって。ホントに。いやこの、技術に関わる人はコレはイロイロな意味で必読だと、ってオレ誰に言い訳してんだ?(笑))

カラーの図版も豊富で、ヴィジュアルにも分かりやすく、これで960円は御買い得。そーだウチの息子たちにも読ませよう。どっちも理系だし。理系の醍醐味ってゆーか、技術の持つ力の凄さってゆーか。感じて欲しいなあ。

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