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2010年8月12日 (木)

【書評】外国語の水曜日―学習法としての言語学入門 著者:黒田龍之助

外国語の水曜日―学習法としての言語学入門読了○。帯のアオリ文句は、「いつもこころに文法を」。著者は理系の大学でロシア語を教えている。ロシア語はマイナーで不人気なことでは、堂々のベストスリーに入る言語である。ロシア語に限らず様々な国の言葉に関する資料が揃っている研究室には、硬軟様々な学生が出入りし、賑やかである。根っからの文系人間である著者と、個性豊かなバリバリの理系学生たちが繰り広げる、外国語と外国語学習を巡るあれこれ。

独特のテンポで外国語学習にまつわるエピソードが語られ、肩の力を抜いて楽しく読めます。なにしろ「外国語学習で最も大切なこと」、それはずばり、”やめないこと”、ってんだから。続けるというような積極的でカッコいいもんでなく、いつまでも未練たら しく、やめない。なるほど。いいなあ好きだなあこのノリ。すげえ気が合いそうだ。ワシ、本屋さんでたまたまここんトコ立ち読みして、思わず買っちゃったもの。

勉強の息抜きに読み出したら面白くって、あっという間に読んでしまった。勉強の息抜きに別の勉強の本を読んでれば世話はないが、もちろんこの本、根は真っ当な外国語学習に関する考察の本なんですけど、著者のキャラクターがソレを傑作なユーモアエッセイにしてしまう、ってゆーか。

それから、外国語学習そのものに対するある種メタな視線を持っている、っていうのもポイントです。フランス語命(いのち)!とかドイツ語バリバリ!みたいな偏狭なタコツボ語学でない。ある意味対象は何語でもいいのだと。役に立つかどうかも関係なく、ただ、やってみたいと思うかどうか、興味があるかどうかだけで選べばいいのだと。その感じが、なんつーか、波長が合う。そーか。なんでもいいのか。弁理士受かったらロシア語かなんか勉強しようかな。オレ、語学のシツコクやる感じ、結構好きなんだよなー、と改めて思ったよ。

ちょっと残念だったのは「第三章 学習法としての言語学入門」がちょーっと薄味でした。もっとこう、”学習法として”、”効く”内容を期待したんだが、うーむ。どっちかというと単なる言語学紹介に近い。ってわけで☆一つ減の○。ってことで。ナマ言ってすんません。

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