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2010年6月25日 (金)

【書評】高峰秀子の流儀 著者:斎藤 明美

高峰秀子の流儀読了◎。昭和四年に五歳でデビューしてから五十五歳で引退するまで、きっかり半世紀、実に三百本を越える作品に出演した、”大女優”高峰秀子。親族十数人を養うために、学校を諦め、ほぼ独学で知性を磨く。彼女はついに最後まで女優という職業を好きにはなれなかった。女優の持つ虚飾を嫌い、ただ「普通の生活」を望み、それを手にした。そんな彼女の強靭にしてしなやかな価値観、生き方、日常生活、とは・・・。

全13章、目次のみだしを見れば、その価値観の一端がわかる。
動じない
求めない
期待しない
振り返らない
迷わない
甘えない
変わらない
結婚
怠らない
27歳のパリ その足跡を訪ねて
媚びない
驕らない
こだわらない

ある角度からみるとね、全編これ高峰秀子という人物が如何に凄いか、素晴らしいか、繰り返し繰り返し語った本です。因みにワシ昔の日本映画は守備範囲じゃないんで、この高峰秀子さんと言う人については殆ど何にも知らない。んで、普通この手の本は鼻について、読めないもんなんですが。この本はちゃんと最後まで面白く読める。それは第一に取材対象である高峰秀子さんの一本芯の通った不思議な魅力、ってコトに尽きる。こういう人が実際に居るんだ、へええ・・・。って感じで感動して引き込まれるんだよな。んで、第二には取材する側と取材される側の信頼関係、ですね。日々リスペクトを新たにする感じというか。内省的に取材を重ねる感じというか。ただステレオタイプに礼賛しているわけではない感じ。あれだ、高峰秀子って人は、なんて言うんでしょ、ある種、悟っちゃってるんだよね。こういう生き方、憧れますわ。これ一種の聖者本ですな。そう。聖者に触れると、触れた人は内省的になるんだよな。この著者もその口なんだと思うよ。

ワシ自身もな、読みながらちょっと背すじが伸びる感じがして、また、自らの行状を振り返って反省したりしてましたわ。

この人、ホンモノですなあ。ご本人の書いたエッセイがまた面白いってことなんで、是非手に入れて読んでみようと思います。

で、勉強はな、青本(18版)特許法部分通読一回目終了。二度目に入る。このペース、どうかなー?え、こんな駄文書いてる暇があったら勉強しろって?すんません。息抜きなんですぅ・・・。

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