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2010年6月13日 (日)

【疑問】外国語書面出願の提出書類<特36条の2>

これはまあ、疑問というよりは青本(18版)の解説が不備(不親切)なんじゃないかなー?っていう指摘なんですけど。

青本(18版)125頁に特36条の2の解説として書かれているのですが。こうあります。
「一項は、外国語書面出願の提出書類について規定したものである。願書には日本語で作成した明細書、特許請求の範囲、必要な図面及び要約書を添付しなければならない(三六条二項)が、本項では、これに代えて日本語による願書に、①明細書に記載すべき事項を経済産業省令で定める外国語(特許法施行規則二五条の四において英語を規定)で記載した書面、②必要な図面でこれに含まれる説明をその外国語で記載したもの及び ③要約書に記載すべき事項をその外国語で記載した書面を添付して提出することができる旨を規定している。」

この部分だけ読むと、「そうか、日本語の願書に①、②、③の3つを添付して提出すればいいのね?」って思うよね?

そうなん?それでいいん?①、②、③には特許請求の範囲が含まれてないよね?これはどう考えてもおかしいのでは、と思ってしまう。困るだろう?

で、基本に戻って条文を読むと、上記の解説に該当する箇所は条文では
「・・・前条(特36条)第二項の明細書、特許請求の範囲、必要な図面及び要約書に代えて、同条(特36条)第三項から第六項までの規定により明細書又は特許請求の範囲に記載すべきものとされる事項」を、外国語で記載した書面、を願書に添付できるとしている。

つまり条文上では”特許請求の範囲”を外国語で記載した書面を添付して提出することが出来る、と言っているように読める。だから解説で、①、②、③、と挙げると、それで尽くしていると勘違いしてしまうんで、だったら④特許請求の範囲、って入れとかないと、ちょっと不親切、って思ったんです。オレ、勘違いしてる?

これは考え過ぎかもしんないけど、確か昔は特許請求の範囲ってのは明細書の一部だったんだよね?だから、解説書くときにうっかり落としちまったってことは・・・?まさかね。

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