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2010年5月16日 (日)

【書評】小説探険 著者:小林信彦

小説探険読了○。ワシの三大老人アイドルのひとり、小林信彦翁による、小説のガイドブック、若しくは小説をネタにしたエッセイ。その小説の”語り口”に注意を払いながら、お奨めの小説を紹介していく。

日経の書評欄には懲りた(その理由はこちら)。特に”小説”には。ってことで、まずは、小説に関して信頼できるヒトを確保しよう、って思ったら、やっぱこのヒトかなー。まあ全体的に、取り上げられている本が古い、っていう点はちょっとアレなんですけど、逆に、新刊でなく古典をもうちょっと読もうかな、とも思うんで、ちょうどいいかと。

早速、紹介されている本を何冊かオーダー。いやー便利な世の中になったものだ。

小説をテーマとかでなく語り口で分析する、っていう狙いも面白いよね。これ、他の人がやるとイヤミになっちゃうと思うんだけど、信彦翁がやると、本人の創作の舞台裏めいて、いやらしくなく、わかりやすく、説得力がある、っていうかね。

発行は1993年、ってーと、20年近く前の本かー。そら新刊の紹介は望むべくもないわな。因みに再読です。

Wikiで引くと、ここんトコ信彦翁はエッセイしか出されてないようですな。”日本橋バビロン”(2007年)が、小説で出された最新作か。それにこれも半分エッセイみたいなもんだからなあ。やっぱり小説を書くってのは高齢になると難しくなるんですかねえ。まあ冷静に考えてみると、ワシこの方で好きなのは小説よりも寧ろエッセイなわけだし。時代の証人的な要素というか、横丁に住んでる、長生きしているご隠居の愚痴とかお小言として頼りにしている、って側面が強いんで、すげえ困る、ってわけでもないけど、なきゃないで、ちょっと寂しいかも、って思いました。

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