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2010年2月10日 (水)

【書評】サハラ幻想行 著者:森本哲郎

サハラ幻想行読了◎。サハラ砂漠の奥、タッシリ高原の荒涼とした無人の岩陰に、何千年もの昔、ここに住んだ人間が描き遺していった、不思議な絵が秘められてある。砂漠に憧れ、タッシリの岩絵に呼ばれ、著者はサハラに向けて旅立った。アルジェから飛行機でサハラを南下し、ごく小さなオアシス、ジャネットへ。そこから、トゥアレグ人のガイドを雇い、六頭のロバに荷物を積み、ジャネットで偶々一緒になったフランス人学生達と、一路タッシリを目指す。そこで著者を待っていたものは・・・。

1971年の河出書房新社版の改訂復刊版。なんと約40年前の本!?でも内容的には古さを感じさせません。それはこの本のポイントが外面的な紀行文ではなく、内面的な意識の記録にあるからですね。砂漠は人を哲学的にする。砂漠の持つ内省的な感じ、熱による朦朧とした意識、生命の兆候のない土地の孤独感、そして、神について、文明について、自らについて。等々がしっかりとした手触りの文章で綴られています。ええ本です。改訂復刊するだけのことはある。

サハラ砂漠の本を読むのはこれで2冊目(1冊目はサハラ横断砂の巡礼。書評はこちら)。読めば読むほど、ちょっととんでもないトコなんだなー。でも、ワシも行ってみたい。一度行ってみたい。何故なんだろうな。我ながらちょっと不思議。ハードなの、キツイの、辛いの、基本的にキライで、だから、絶対向いていないんだが、でも、一度行ってみたいなー。

自分と向き合っちゃう。トコトン向き合っちゃう。どうも砂漠ってそういうトコなんだな。行ってみたいなー。

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