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2010年1月19日 (火)

【書評】COURRiER Japon 2月号

COURRiER Japon2月号読了○。レビュープラスさんから献本いただきました。有難い有難い。COURRiER Japonって、講談社なのね。知らんかった。実は手に取って読むのは初めてでして。そもそも雑誌を読むっていう習慣があまりなくて。特に政治・経済・社会方面は縁も興味もなかった。ほらキャラ的にアスペル君だし。ってわけで、今回、物珍しさも手伝って、骨までしゃぶるように読ませていただきました。

中身は、こんな感じ。いやー改めて書き出してみると、盛り沢山ですなあ。

【WHAT'S NEXT?】ツイッター、iPhone、キンドル、そして…次の、ITライフ。
  MOBILE 街で気になる情報は、すべてレンズ越しの世界で手に入る
  TV 番組の録画は必要なし 次世代テレビは ”検索” で!
  MUSIC 音楽との ”出会い系サイト” が自分の好きな曲を教えてくれる
  GAMES クラウド化する世界ではゲーム機もソフトもいらない
  BOOKS シリーズの続きはその場で購入 本の電子化で読書量が増える
  SOCIETY 新たな政治家やビジネスも「バイラル・ループ」が創る
  APPLE 天才ジョブズなきアップルが世界を変えられるか ?
  MICROSOFT マイクロソフトが本気で挑むスマートフォンを超えるモノ
  GOOGLE グーグルの次なる戦略とは ? スイスの極秘ラボから見た世界
  TWITTER 量産される ”つぶやき” の分析がツイッターに巨万の富を生む

【The OBAMA’S MARRIAGE】ミシェルとバラク 二人が語る「結婚生活17年」
【世界が見たNIPPON】日本の隠れた中堅企業は世界シェアを独占し続けるか、他
【SPECIAL FUATURE】注目されなかったが、じつは…2010年を決める「10大ニュース」
【WHO’S WHO SPECIAL】未来を変える世界の科学者10人
【COURRiER VOYAGE】ワインと詩人の国、チリを訪ねて      
【WORLD NEWS HEADLINE】クーリエでしか読めない世界各国のストーリー
【COURRiER SELECTION】グローバル化時代の明日を読む記事を厳選!
【COURRiER BOX】選りすぐりの世界のカルチャー情報!
【好評連載】ポール・クルーグマン「アメリカよ、どこに行く」、町山智浩「USニュースの番犬」、富坂聰「中国メディアの「裏」を読む!」、他

で、特集「次の、ITライフ。」読んで思ったのは、知っている情報は価値が低く感じられ、知らない情報は価値が高く感じられるんだな、ってこと。ワタシの例で言うと、アップル絡みの話は、どうしてももの足りなく感じますな。オレの方が知ってる、みたいな。逆に全く知らなかったんで、とても興味深く読んだのはHulu(フールー)の話とOnLive(オンライブ)の話。そうか、テレビにしろゲームにしろ、まだまだそのありかたが変化するんだっていうのに気づいたのは収穫。

どっちもワタシにとっては基本的に興味の対象外なんで(テレビ見ない、ゲームしない)、完全に盲点になってたわけです。でも考えてみたら、ワタシ自身が恩恵をうけるかどうか、はある意味どうでも良くて、それによって社会のあり方が変わるってトコが面白いんだよな。ゲーム機メーカーはどうするのか?キー局は広告収入の減少を止めることが出来るのか?こういうトレンドなり技術なりが出てきているということを知ってるかどうかで、全然話が違ってくるよな。予測の精度が。そういう意味で役に立ったよ。

あと、個別の記事で言いたいことはいろいろあるけど、やりだすとキリがないので止めとく。さて、そういう、政治経済社会童貞のワタシが読んで面白かったのは、どの記事でしょう?・・・これが、意外なことに【好評連載】の頁でした。書いてる人の 共通点は歯に衣着せぬ人たちってこと。或いは主流派じゃない人たち、ってこと。んでもって毒舌家、ってこと。クルーグマンとか佐藤優とか。これ、見開き2頁の定点観測ですね。世界を語るのに外せない特異点(アメリカ経済、中 国社会、等々)の定点観測で基本的な時代の流れを押さえておいて、その上に今、旬の、特集が乗っかるって寸法だ。困ったな。来月も連載、読みたくなるな、 これ。

今やネットで検索すれば大抵のことは調べられる時代。リアルタイムに、最新情報が手に入る。”雑誌”、わけてもこういう”総合誌”にはキツイ時代だよな、って思ってたんですが。ちょーっと考えを改めた。【好評連載】の8本のコラム、選ばれている観測地点の”選ばれ方”が既にワシにとって「なるほど」、って思うもの。んで、中身がちゃんと面白いもの。

興味のある情報の収集とは別に、定点観測は必要だってこと。で、定点観測には1.”方法論”定点観測の採用、2.今観測すべき場所の設定、3.実際の観測、の3つのレベルがあると。これを自覚した。

これ、”紙”VS”デジタル”って話じゃない。定点観測もネット上でやろうと思えば出来るもんね。寧ろ”編集”をどう考えるかって話だ。定点観測のための労力(上記1~3)を自分でやるのと、パッケージを買ってくるのと。定点観測を自分でやるのは手間が掛かるのだ。だったら良いパッケージがあればそれを買ったほうがいいじゃん、って話。んで、そういう”良い”定点観測のパッケージをつくるセンスを持ったトコがやる”特集”だったら、読む価値あるでしょう、と。そういうこと。結局コンテンツに価値があれば、人はそれにお金を払うよ。それが紙であれデジタルであれ。寧ろこれから先、”編集”の役割はもっと大きくなるんじゃないかなー。今は本は作者が書くものだけど、未来は本は編集が書かせるもの、だったりして。著作権ならぬ編集権、みたいな。

・・・ってほど単純な話でもない。早い話がほぼ巻頭を飾ってる(11頁目)コラム【アメリカよ、どこに行く】第32回”バーナンキの未完の使命”、なかなか穿ってて面白い記事、って思ったんですけど、これ、クルーグマンが書いてるから面白いんだよね。書き手の立場って意味でも、書いてる内容って意味でも。やっぱ書き手が表で、編集は裏って結論ですかね?或いは、ネット上ではとにかくブランドの確立が大事だよって話ですかね?

ってわけで色々考えるきっかけにはなった。献本、重ねて感謝します。ありがとう。

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