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2010年1月31日 (日)

【書評】一手千両―なにわ堂島米合戦 著者:岩井三四二

一手千両読了○。副題は「なにわ堂島米合戦」。天下の米の値段を決めると言われる大阪堂島の米市場。中堅どころの”八角屋”の次男、吉之介は、子店を預かる米仲買である。幼馴染で同業者の”山城屋”の籐吉が心中で死んだ。おかしい。あいつに限って?背後に買い方の仕手筋の本尊、十字屋の影。籐吉は消されたのか?

冒頭、金融先物市場の父、レオ・メラメド著「エスケープ・トゥ・ザ・フューチャーズ」より、一部ではすっかりおなじみの文章が引用してあります。曰 く「先物市場自体は大昔から存在しているが、組織化された取引所において集中した形で先物取引が行われたのは、1730年、大阪で堂島米会所が開設された のが、世界で最初のことである。」

今の東工取とか東証とかのていたらく見てると信じられないけどねえ。

ってわけで、大阪の米相場を舞台にした、一種のミステリであり、且つ、経済小説ってゆーか仕手小説。相変わらずちょっと変わった視点の時代小説を書く人だ。面白い面白い。

ミステリとしては、まあ並の出来かな。経済小説としても、ほどほど程度の出来か。じゃ何がいいかってーと、堂島の取引の模様が事細かに描写してあるのがいいんだな。今までにも堂島の米市場を舞台にした小説は読んだことあるけど(百助嘘八百物語とかね)、ここまで詳しく書いてるのは初めてだ。立会いの模様、運営の方法、清算の仕組み、などなど、とても興味深く読んだ。

並とかほどほどとか、失礼な書き方をしてしまいましたが、ちゃんと仕手の恐怖感やら高揚感やらは伝わってきて、ドキドキしながら読めます。主人公の妙に一本筋の通った感じもこの作者らしくていい。そして単純な終わり方ではない、経済小説らしい含みのある・・・。相場をやったことのある人は、騙されたと思って、御一読を。

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2010年1月30日 (土)

【書評】Love Story 著者:ERICH SEGAL

Love Story読了△。1970年に出版されるや33ヶ国語に翻訳され、21百万部を売るベストセラーとなり、同年に映画化もされた、邦題:ある愛の詩、のリトールド版。ってゆーか映画のノベライズ版か。OXFORD UNIVERSITY PRESSのSTAGE3、1000Headwordsです。

STAGE3なので難しい単語は出てこないのですが、ここんトコ読んでいたReadersの中では初めて、一読ですらっと意味が取れず、え?っと読み返して考えてああそうかこういう意味か、って文がいくつかあった。今までのテキストと比べて難しいのか?それとも映画のリトールドであるが故の癖か?よくわかんないな。

ウチのヨメさんに「映画は観た?」って訊いたら、「観た」と。「そういう時代だったのよねえ。」ってのが”どういう時代”のコトを指すのか意味不明ながら、まあなんとなく納得。そういう時代だったんだよなあ。70年代ですぜ。もう、大昔だよ。あ、因みにワタシは観てません。はい。

ええっと、直接関係ないけど、ここんとこ”人生を振り返る”、ってモードに入っている気がするな。例えばツイッター上で出会ったNewtonネタ。Appleのタブレット型コンピュータってことで連想でNewtonがプチ話題に。10数年前、スーツ着て腰にNewtonぶら下げて仕事して(一応営業職です)、完全に浮いてしまってたことを思い出したり。空気読めよ、昔のオレ(もちろん心からそう思っているわけではない、はっは)。それからこれもツイッター上で、”ライアル・ワトソン”の名前を見掛けて、自分の立ってたスタンスを客観的に振り返るきっかけに。コレ、読んでたのは大学の頃か。若気の至りってのは、あるもんだなあ。あ、これもツイッター上で生の”谷山浩子”さんを見掛けて(って言っても文字ですけど)、熊本から汽車に乗って2時間ちょっと掛けて福岡まで聴きに行ったこととか、思い出しちゃったり。高校のときだからこれが一番古いか。

英語の本を読むのは、癖になるな。しばらく読んでないと読むのが億劫に感じられるんだけど、一冊読むと、なんとなく次を読みたくなる。なんというか、日本語の本を読むのとは別のところが喜ぶ感じ、脳のね。いいな。英語脳が順調に育っている証拠だ。・・・ってことにしておこう。

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2010年1月29日 (金)

【書評】大腸菌 ~進化のカギを握るミクロな生命体 著者:カール・ジンマー

大腸菌 ~進化のカギを握るミクロな生命体読了◎。原題は”MICROCOSM E.Coli and the New Science of Life”。直訳すると”小宇宙 E.コリと新しい生命科学”。E.コリ、とは、エシュリキア・コリ、即ち大腸菌のこと。地球上のあらゆる種の中でおそらくはもっとも徹底的に研究されている生物、E.コリ。本書は現代分子生物学の重要なパートナーであるE.コリを通して、現代分子生物学の歴史を辿り、生命の謎に迫る。ばかりでなく、進化について、生命の起源について、また、遺伝子操作の問題点と意味について、広汎に考察する、極めて上質な科学読本。

面白い面白い。E.コリも我々人間と同じようにセックスもするし病気にもなる。仲間とコミュニケーションをとりながら共同生活をする。等々のE.コリの生態に関する意外な事実。へえー、って感じで、好奇心に駆られてどんどん読み進まずにはいられない。

また、最近ピンカーの影響で”進化論”がマイブームなワタシですが、これは別の側面から”進化”について色々と教えてくれる本でもありました。E.コリは物凄いスピードで世代交代をするので、ダーウィンが夢に見ながら諦めた、”進化の様子を実際にこの目で見る”ことを可能にしてくれる。この本で紹介されている様々な実験とその結果を読んでいると、抽象的な観念であった”進化論”が、具体的な”事実”として迫ってくるような感覚を覚えますな。

「E.コリにあてはまることは、ゾウにもあてはまる!」。ノーベル賞受賞者ジャック・モノーの名セリフ、本書の中に何度も少しづつ形を変えながら、繰り返し繰り返し出てくる言葉です。その精緻なしくみと、それが生命一般の原則として通用することに驚嘆しますね。そしてそれが変異と自然淘汰によって組み立てられた、ということにも。それ以外にもオモロイ話題がてんこ盛り。水平遺伝子移動の話題とかね。

ええ本です。こういう、科学の最前線を、端折らず、分かり易く一般人向けに書く、って事に関しては、英米に一日の長があるよなあ。一読をお奨めします。

内容のメモ書き。ってゆーか目次。
1.生命の軌跡
2.E.コリにあてはまることは、ゾウにもあてはまる
3.細菌単体としてのシステム
4.自然界での社会生活
5.絶え間なく流れる生命の川
6.存続を賭けての戦略
7.進化のスピード
8.オープンソースの遺伝子マーケット
9.生命の起源にさかのぼる
10.生命を人工設計する
11.さて、地球外の生命は?

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2010年1月27日 (水)

【書評】The Lahti File 著者:Richard MacAndrew

The Lahti File読了○。フィンランド南部、バースキイ湖畔の小さな町、ラーティで何かが起きている。湖の魚が何百という単位で死んでいるのが発見された。二人の人間が、おそらくは致死性のガスのために死んだ。そして今年は観測される渡り鳥の数が圧倒的に少ない。いずれも、ある種の毒が関与しているものと思われる。しかし誰がいったい何のために?イギリス情報部の工作員ムラーノは現地に飛ぶ。しかし、そこで接触する予定だった人間は、彼の目の前で蜂の巣になって殺されてしまった・・・。

CAMBRIDGE English ReadersのLEVEL3、Lower-intermediate、中身は、仮定法あり、分詞構文あり、LEVEL1、LEVEL2に比べ、だいぶ普通の英文ぽくなってきます。ですが、文章自体は素直で読みやすいものばかりなので、すらすら読めます。米沢出張の帰りの新幹線の中で読了。疲れていたので途中、軽く眠ってしまいましたが。ってことは所要時間1時間半から2時間くらいかな。ううむ。もちっと早くなりたい・・・。

Adult contentの注意喚起マークがついています。イギリスのスパイものって言えば、「敵の色仕掛け」、或いは「現地連絡員とのは情事」は必須ですものね。ってのは偏見&冗談ですが。一応濡れ場はありますが、まあたいしたことはない。中学生でも大丈夫。

ストーリーとしては、うーん。正直に言えばもうひとひねりくらい欲しいトコですけどねえ。まあこの薄さ(本文62頁)ではこれが限界かなあ。

ここんトコ、英語の勉強サボってんなあ。iKnow!とかさ。2週間くらいやってない。毎日コツコツがいいのは頭では分かっているけど、うーん。モチベーションが続かん。何か工夫が必要だな・・・。

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2010年1月24日 (日)

【書評】沈黙 著者:古川日出男

沈黙読了◎。大瀧鹿爾は大東亜戦争終結の混乱の東南アジアを生き抜いた。あらゆる声をあやつる”獰猛な舌”を以って。そして半世紀の後。鹿爾の大姪にあたる19歳の秋山薫子は、鹿爾の息子修一郎の遺した11冊のノートと夥しい数のレコードに出会う。音楽の死1~音楽の死11。そこには、17世紀に生まれ、歴史に繰り返し顕れる、ルコ(rookow)と呼ばれる音楽に関しての記述の断片が。「ルコは1959年にもう一度生まれ、1988年に世界から消えた」「抹殺された音楽は、世界から抹殺された音楽である」「音楽は娯楽ではない」「音楽は生存のための儀式である」。ルコとは何か?薫子は過去の声に耳を澄まし、ノートの解読に取り掛かる・・・。

第一部 獰猛な舌
第二部 カムフラージュ/モンタージュ
第三部 受肉する音楽
第四部 ルコ

過去と現在。個人と社会。絶対的な悪と音楽。壮大な、仕掛け。そして社会的な、共鳴。面白いです。前にも思ったが、この人の”書かずに済ますテクニック”は素晴らしいですねえ。それは手抜きってことじゃなく。物語が重層的に構成されている。バッハの無伴奏チェロ組曲を連想するなあ。そこに”ない”物語がそこに”ある”かの如く感じられ、単音が和音として響く、みたいな。・・・いかんな。比喩が音楽になっちゃってる。影響受けやすいからなあ、オレ。

ちょっと書き出しただけでも、
大瀧鹿爾の異能、それを生んだ大瀧家の歴史。
鹿爾の宿命を受け継いだ修一郎の伝記。
山室機関の創設者山室大佐の意味するもの。
戦争(大東亜戦争)とその時代背景としての昭和初期。
秋山薫子と、嘗て彼女の弟であった秋山燥の。
生存のための音楽、ルコの歴史。
ルコを”発見した”音楽家コーニリアスの伝記。
(呪われた楽譜)コーニリアスの自筆譜を巡る事件。
等々。

それぞれの物語が、重なり合い、相互参照し、循環する。”音楽”という、基本的に”文字では表せないもの”を物語の核に据え、そこにない”音楽”を、エピソードの積み重ねの中で、読者の頭の中に響かせる。

そしてそれらの物語は、過去のものではない。今、ここ、日本国の東京の、原宿で、邂逅と対話が進行する・・・。

ってわけで。これ以上は書けねえなあ。ネタバレになるからね。取り敢えず一読をお奨めします。これで古川日出男、追っかけ読み3冊目。すごい。ハズレがない。残りも大事に大事に読んでいこうと思う。

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2010年1月21日 (木)

【書評】ハサミを持って突っ走る 著者:オーガステン・バロウズ

ハサミを持って突っ走る読了○。ニューヨーク在住の作家オーガステン・バロウズの自伝的小説。オーガステン少年はぱりっとした白衣を身に着けた医者に憧れ、金属を磨いてピカピカにするのが唯一の趣味。家族は、アル中の大学教授(数学)の父親と、雑誌ニューヨーカーに自作が載ることを夢見ている少し頭のおかしい母親。父親と母親の関係は最悪で、殺し合いに発展しかねない。・・・やがて両親は離婚し、オーガステンは母親の掛かりつけの精神分析医フィンチ先生の家に半分預けられる形に。憧れの医者の家?とんでもない。フィンチ先生とその家族(妻と娘たちと預かっている患者たち)の住む家ときたら・・・。

危なそうな、刺激的なタイトルとカバーに惹かれて読み始めた。

全編に不思議なユーモアが漂う。ガチャガチャでドタバタで孤独で悲しい。やってるのがアメリカ人だから読めるけど、これ日本人だったらただただ悲惨な話になる気がするな。登場人物はみんなどこかオカシイ。病んでいる。ガチンコだ。こんなハードな環境の中で希望を失わず生きていくのは大変なことだな、ってつくづく思いながら読んだ。オレには出来そうもない。

前に家なき鳥の書評の中で、常識が全然違っている社会を舞台にした小説は下手なSFよりも面白い、って書いたけど、この「ハサミを持って突っ走る」もその口。アメリカってインドに比べてより日本に近い社会って感じがするけど、この本読むと、とんでもない、って思う。個々人の考え方、感じ方、関わり方、社会に流れる通奏低音が、日本とは全然違うんだな、って思う。よくも悪くも。

だいたい、カバーの作者紹介によると、この本、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに52週連続でランクインしたんだそうで。マジで???作者の、自分がゲイである ことのカミングアウトの話を始めとして、重い話題も一杯入ってます。こんな本が一年間もベストセラーとして売れ続けるなんて!日本では考えられないな。う ん。ニューヨークならでは、なんだろうなあ。アメリカ社会のある種の雰囲気を知る、って意味で、一読をお奨めします。

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2010年1月19日 (火)

【書評】COURRiER Japon 2月号

COURRiER Japon2月号読了○。レビュープラスさんから献本いただきました。有難い有難い。COURRiER Japonって、講談社なのね。知らんかった。実は手に取って読むのは初めてでして。そもそも雑誌を読むっていう習慣があまりなくて。特に政治・経済・社会方面は縁も興味もなかった。ほらキャラ的にアスペル君だし。ってわけで、今回、物珍しさも手伝って、骨までしゃぶるように読ませていただきました。

中身は、こんな感じ。いやー改めて書き出してみると、盛り沢山ですなあ。

【WHAT'S NEXT?】ツイッター、iPhone、キンドル、そして…次の、ITライフ。
  MOBILE 街で気になる情報は、すべてレンズ越しの世界で手に入る
  TV 番組の録画は必要なし 次世代テレビは ”検索” で!
  MUSIC 音楽との ”出会い系サイト” が自分の好きな曲を教えてくれる
  GAMES クラウド化する世界ではゲーム機もソフトもいらない
  BOOKS シリーズの続きはその場で購入 本の電子化で読書量が増える
  SOCIETY 新たな政治家やビジネスも「バイラル・ループ」が創る
  APPLE 天才ジョブズなきアップルが世界を変えられるか ?
  MICROSOFT マイクロソフトが本気で挑むスマートフォンを超えるモノ
  GOOGLE グーグルの次なる戦略とは ? スイスの極秘ラボから見た世界
  TWITTER 量産される ”つぶやき” の分析がツイッターに巨万の富を生む

【The OBAMA’S MARRIAGE】ミシェルとバラク 二人が語る「結婚生活17年」
【世界が見たNIPPON】日本の隠れた中堅企業は世界シェアを独占し続けるか、他
【SPECIAL FUATURE】注目されなかったが、じつは…2010年を決める「10大ニュース」
【WHO’S WHO SPECIAL】未来を変える世界の科学者10人
【COURRiER VOYAGE】ワインと詩人の国、チリを訪ねて      
【WORLD NEWS HEADLINE】クーリエでしか読めない世界各国のストーリー
【COURRiER SELECTION】グローバル化時代の明日を読む記事を厳選!
【COURRiER BOX】選りすぐりの世界のカルチャー情報!
【好評連載】ポール・クルーグマン「アメリカよ、どこに行く」、町山智浩「USニュースの番犬」、富坂聰「中国メディアの「裏」を読む!」、他

で、特集「次の、ITライフ。」読んで思ったのは、知っている情報は価値が低く感じられ、知らない情報は価値が高く感じられるんだな、ってこと。ワタシの例で言うと、アップル絡みの話は、どうしてももの足りなく感じますな。オレの方が知ってる、みたいな。逆に全く知らなかったんで、とても興味深く読んだのはHulu(フールー)の話とOnLive(オンライブ)の話。そうか、テレビにしろゲームにしろ、まだまだそのありかたが変化するんだっていうのに気づいたのは収穫。

どっちもワタシにとっては基本的に興味の対象外なんで(テレビ見ない、ゲームしない)、完全に盲点になってたわけです。でも考えてみたら、ワタシ自身が恩恵をうけるかどうか、はある意味どうでも良くて、それによって社会のあり方が変わるってトコが面白いんだよな。ゲーム機メーカーはどうするのか?キー局は広告収入の減少を止めることが出来るのか?こういうトレンドなり技術なりが出てきているということを知ってるかどうかで、全然話が違ってくるよな。予測の精度が。そういう意味で役に立ったよ。

あと、個別の記事で言いたいことはいろいろあるけど、やりだすとキリがないので止めとく。さて、そういう、政治経済社会童貞のワタシが読んで面白かったのは、どの記事でしょう?・・・これが、意外なことに【好評連載】の頁でした。書いてる人の 共通点は歯に衣着せぬ人たちってこと。或いは主流派じゃない人たち、ってこと。んでもって毒舌家、ってこと。クルーグマンとか佐藤優とか。これ、見開き2頁の定点観測ですね。世界を語るのに外せない特異点(アメリカ経済、中 国社会、等々)の定点観測で基本的な時代の流れを押さえておいて、その上に今、旬の、特集が乗っかるって寸法だ。困ったな。来月も連載、読みたくなるな、 これ。

今やネットで検索すれば大抵のことは調べられる時代。リアルタイムに、最新情報が手に入る。”雑誌”、わけてもこういう”総合誌”にはキツイ時代だよな、って思ってたんですが。ちょーっと考えを改めた。【好評連載】の8本のコラム、選ばれている観測地点の”選ばれ方”が既にワシにとって「なるほど」、って思うもの。んで、中身がちゃんと面白いもの。

興味のある情報の収集とは別に、定点観測は必要だってこと。で、定点観測には1.”方法論”定点観測の採用、2.今観測すべき場所の設定、3.実際の観測、の3つのレベルがあると。これを自覚した。

これ、”紙”VS”デジタル”って話じゃない。定点観測もネット上でやろうと思えば出来るもんね。寧ろ”編集”をどう考えるかって話だ。定点観測のための労力(上記1~3)を自分でやるのと、パッケージを買ってくるのと。定点観測を自分でやるのは手間が掛かるのだ。だったら良いパッケージがあればそれを買ったほうがいいじゃん、って話。んで、そういう”良い”定点観測のパッケージをつくるセンスを持ったトコがやる”特集”だったら、読む価値あるでしょう、と。そういうこと。結局コンテンツに価値があれば、人はそれにお金を払うよ。それが紙であれデジタルであれ。寧ろこれから先、”編集”の役割はもっと大きくなるんじゃないかなー。今は本は作者が書くものだけど、未来は本は編集が書かせるもの、だったりして。著作権ならぬ編集権、みたいな。

・・・ってほど単純な話でもない。早い話がほぼ巻頭を飾ってる(11頁目)コラム【アメリカよ、どこに行く】第32回”バーナンキの未完の使命”、なかなか穿ってて面白い記事、って思ったんですけど、これ、クルーグマンが書いてるから面白いんだよね。書き手の立場って意味でも、書いてる内容って意味でも。やっぱ書き手が表で、編集は裏って結論ですかね?或いは、ネット上ではとにかくブランドの確立が大事だよって話ですかね?

ってわけで色々考えるきっかけにはなった。献本、重ねて感謝します。ありがとう。

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2010年1月18日 (月)

iPhone買っちゃった!その7・・・【アプリレビュー】Stackus


iPhone
買いたての蜜月が終わり、空いてる時間にiPhone以外のことが出来るようになった。本を読んだりとか。飽きたというのではなく、iPhoneが生活の一部になってきた今日この頃。

ワシ、基本的にゲームをやるという趣味も習慣もない。そりゃ昔はそれなりにやりもしたけど、今更ねえ。リアルがそこそこ刺激的だし大変だし。ってわけで、ダウンロードするアプリも実用系ばっか。だったんですが。iPhone・iPod Touchラボのセール情報で期間限定で無料、ってあったんで、試しにダウンロード。みごとにハマリました。
iPhone買っちゃった!その7・・・【アプリレビュー】Stackusの巻。

Shoki

重力エンジンを使ったパズルゲームです。ルールは簡単、左側にあるブロックをドラッグして右側に全て移す、ってだけ。こんな風に。

Saisho_2

世界には重力があり、各ブロックには重さがあります。上の画面の写真で言うと、真ん中の玉は落ちていく運命にある。こんな風に。

Tochuu

そうすると負け。相手キャラに笑われます。こんな風に。

Lose

この「ふふん」ってゆー小馬鹿にした感じに闘争心を掻き立てられますね。ってわけで、夢中になって地下鉄で乗り過ごしてしまいました。普段やってない分免疫がないんだよな。

デザインも趣味がいいし、頭を使うパズルの部分に重力エンジンの動きが絡んで、なかなか奥の深いゲームになっています。ちょっとした暇つぶしにお奨め。くれぐれも乗り過ごさないように注意しましょう(笑)。

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2010年1月17日 (日)

【書評】心の仕組み~人間関係にどう関わるか(上) 著者:スティーブン・ピンカー

心の仕組み~人間関係にどう関わるか(上)読了◎。(このブログでは)おなじみの進化心理学者スティーブン・ピンカーによる、人間の心の仕組みについての本。心の仕組みは実はまだよく分かっていないが、ここ数年でかなりの部分で<謎>でなく<問題>のレベルに昇格した。心についての計算理論と、自己複製する生物についての自然淘汰理論の2つを用い、人間の思考や感情に関する最新の研究成果を紹介し、心の仕組みと、それが人間関係にどう関わるのかを概観する。(中巻の書評はこ ちら。下巻の書評はこちら。)

中身はこんな感じ。例によって”・・・”以降はワタシのメモ書きです。

第1章 心の構造-情報処理と自然淘汰
・ロボットを作るための課題・・・視覚、運動制御機能、常識(フレーム問題)。動機。
・精神活動を逆行分析する・・・心は複数の演算器官からなる系。狩猟採集生活向に。
・進化心理学の登場・・・認知科学革命(思考と感情を情報と演算活動で説明)と進化生物学(生命体の複雑な仕組みを自己複製過程における自然淘汰で説明)の合体。

第2章 思考機械-心を実感するために
・宇宙のどこかに知的生命体はいないのか・・・知能とは合理的なルールに則って意思決定することにより、障害を乗り越え目的を達成する能力。情報が知能を成立させる。
・自然演算・・・情報処理こそが脳の基本活動だという考え方。人工知能とは一線を画す。心的表象の形式とそれにアクセスするプロセスの形式、両方を発見する。4種類の表象形式=視覚イメージ、音韻表象、文法的表象、心的言語。
・反論に答える・・・身近な常識と難解な物理学による反論を論破。
・機械が肩代わり・・・推論のどこかの段階で体系はJust Do it!。神経回路へ。
・コネクトプラズム・・・どこで心的言語の規則と表象が終わり、神経回路が始まる?汎用ニューラルネットか構造化か。コネクトプラズムでは説明できない事象5つ。
・アラジンのランプ・・・意識の3つの意味、自己認識、情報へのアクセス、直覚。直覚とはなにかであること、なにかをすることが「どんな感じか」。

第3章 脳の進化-われら石器時代人
・賢くなる・・・器官は利点がコストを上回ったときに進化する、だけ。知能もまた。
・生命の設計者・・・ドーキンスの予言。この宇宙のどこであれ、生命体が発見されるとしたら、その生命体はダーウィン流の自然淘汰の産物であろう。
・盲目のプログラマー・・・情報処理能力の進化は、遺伝子の選択によって脳形成プロセスに変化が生じて起こる。遺伝子の選択は自然淘汰による。
・本能と知能・・・知能の階段を登るというイメージは間違っている。
・認知的ニッチ・・・人間が生息する生態学的ニッチ。汎用的知能を説明できる。因果関係に基づく推論の能力。
・なぜ認知的ニッチに入ったか・・・4つの特徴。視覚(3次元)、集団生活、手、狩猟。
・現在知られる石器時代人・・・人の進化史の再構築。生物進化と考古学的革命の一致。
・つぎは、どうなる・・・人間の心は家族が一生の99%を小集団の中で狩猟採集をしてすごす環境に適応している。人間は、自分や、自分の遺伝子にとって、何が適応的かを考えたりしない。遺伝子が、その遺伝子が選択されたときの環境に適応していた考え方や感情を人間に与えるのである。

言語学者としてのピンカーと進化心理学者としてのピンカーは表裏の関係。この本では、進化心理学者としてのピンカーが大活躍。いやホントに面白いなあ。

長年(長年!)もやもやと疑問に思っていた色んなことが、鮮やかに整理されていく快感と申しましょうか。散らかっていた概念がきれいに片付けられていく爽快感と申しましょうか。

ピンカーが偉いのは、若しくは凄いのは、ツールに対する目利き能力だな。あと例え話の能力。よく切れる、使い勝手のいいツールを選んでサクサク料理し、思わず頷く例え話に仕立てて給仕してくれる。プロの仕事ですなあ。さて中巻、下巻はどんな展開をみせるのか?楽しみー。

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2010年1月16日 (土)

【書評】貧乏入門 著者:小池龍之介

貧乏入門読了○。副題は「あるいは幸福になるお金の使い方」。仏教とは心の観察とコントロールのための体系である、という立場から独自の活動を行っている著者による、欲望から自由になるための方法論。

例によって”・・・”以下はワタシのメモ書きです。

第1章 持ち物を減らす
・持ち物が増えると、心の中が散らかる・・・持ち物にメモリを喰われる。
・捨てる技術・・・捨てやすいものから捨てる、お金があれば物を持つ必要はない
第2章 なぜお金を求めるのか?
・なぜ、いくら物があっても幸せになれないのか?・・・苦の減少が快「一切皆苦」。欲を満たすと快感が得られる、ただし一瞬だけ。そして更に強い刺激を求める。
・なぜ、お金を貯めたがるのか?・・・お金は自己防衛と安心のための道具。
・欲望のメカニズム・・・三毒。欲が実現する際、苦が減る分だけ快楽が。戯論。
・欲望に対する三つのスタンス・・・欲望のとおり実現する、別の欲望の刺激に置き換えて逃げる(瞋)、欲望を抑圧する(慢)。
第3章 ほんとうの幸福、まやかしの幸福
・不幸になるメカニズム ・・・無我の境地の真の意味。刺激に対し3つの自動的な反応パターン。我によるコントロールの余地なし。見の煩悩。
・幸福になるメカニズム・・・集中という精神統一。思い通りになっている。迷いがない(信の状態)。
・仏道的集中力の高め方・・・瞑想。集中の修行、自己観察の修行。
第4章 幸福になるお金の使い方
・不幸になるお金の使い方・・・ヴァーチャルなもの、刺激的なものへ。邪定。
・欲しいものではなく、必要なものを買う・・・衣食住と自分の再生産に関るもの。
・「必要リスト」と「欲望リスト」・・・優先順位と理由つき。
・私の豊かな貧乏暮らし パートⅡ・・・お金があろうとなかろうと変わらない自分。
・ケチることの害毒・・・ケチケチに伴う敗北感と怒り。
・さらに幸福になるお金の使い方・・・人のためにお金を使う。

前著「煩悩リセット稽古帖」がとても良い本だったので、すごく期待したのですが。うーん。悪い本ではないと思うが。今回の本は期待したほど面白くない。なんでかな?

思うにこれ、難しいテーマなのかなー。どうしてもちょっと自慢が入りますよね?或いは説教が。それがなんだか読むのを邪魔する。・・・抽象的な理論だけでは説得力がない。かと言って、実例を示すと自慢だと言われる。難しいね。

もちろんそれは読む側の問題でもあるのかもしれないけど。そんなつもりはないのでしょうけど。でも邪魔をするんですよ。困ったな。

・・・うん。そうか、こういうことだ。前著にあった、心理学と仏教の類似性、用語の翻訳に伴う悦び。一般的な傾向として人間が持っているその業に対する、ある種の優しい眼差し。そこから生まれるユーモラスな感じ。そういう、遊びとか余裕がないんですよ。分かった人が分かってない人に説教する本になっちゃってるよね?うーん。これ、随煩悩で言うところの”驕”?それとも”害”?・・・この世界、奥が深いです。

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2010年1月14日 (木)

【書評】勝間和代現象を読み解く 著者:日垣隆

勝間和代現象を読み解く読了△。副題は「ビジネス書でヒットを連発!なぜ女性と若者から支持されるのか?勝間ブームの裏側を徹底検証する!」

日垣隆、通称ガッキィ。毎日新聞社の経済誌”エコノミスト”の巻頭コラム”敢闘言”の過激にして切れ味の鋭い論評が面白くて面白くて、当時そのためだけに”エコノミスト”買ってた。ってのはちょっとオーバーですが。ウチのヨメさんも、経済誌なんてまったく縁がなかったのに”敢闘言”だけは毎週楽しみにしてた、っていうくらい。残念ながら2年?程前にガッキーは降りて、もうウチでは”エコノミスト”買ってない。ガッキィ。我が家は結構好きなんです。今でも。

で、この本はウチのヨメさんから、ガッキィの本出てたよーって廻ってきた、”薄い本”ってことで。僅か94頁、字も大きいし、あっと言う間に読めてしまいます。

でも。うーん。どーしちゃったんだガッキィ。中身も薄いじゃないですか。短い中にもスルドイ視点の分析があって、目からウロコ、ってのが持ち味だったはずなのにー。12章に亘って勝間現象を分析していますが、うーん。あんまり目新しくない。なるほど!って膝を打つ感じがない。全然ガッキーらしくないぞ。やっぱり現役を退くと丸くなっちゃったり鈍ったりするんですかねぇ??緊急出版する意味がわかんないな。

もしかするとこれ、出版社が勘違いして外したのかな。ガッキィは過激でケンカっぱやいイメージがあるので、ガッキィ VS 勝間、みたいな図式を期待して依頼した、とかね。でもガッキィは煽りを無視して、全然ケンカになんなかった、と。寧ろそういう下世話なつもりで依頼を掛けてきた出版社をたしなめる為に敢えて受けた。ってことですかね?

考えようによっては勝間叩きと思って買った反勝間のおっさんがガッキィから「いや、この人、まともだし。」って言われて目からウロコ、って図式があるなら、それはそれでガッキィらしい展開なのかもしれない。なるほど。想定している読者層が違うってことですかねえ。

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2010年1月13日 (水)

【書評】アビシニアン 著者:古川日出男

アビシニアン読了◎。嘗て一緒に暮らした猫、アビシニアン種の猫と再び会うために、中学卒業と同時に少女は蒸発する。嘗て居たあの公園へ。そして・・・。

Ⅰ 2001年、文盲
Ⅱ 無文字
Ⅲ 猫は八つの河を渡る

ここ一週間ほどの書評の対象になった本には、実は隠されたある共通点、テーマがあったんですが。それは何かってーと。「薄い本」ってコトですね。UMEZZ HOUSEも300頁超ですが、文字は殆どないし。つまりさっと読めてさっと書ける本、ってことで。んで、年明けから、一日も欠かさずブログ更新してきて、我ながらすごいすごい、とか思ってたら昨日は力尽きてしまい、連続更新記録は途絶。悪いことは出来ないものです。これ、アビシニアン、見た目薄いんですけど、中身濃くってなぁ。完璧酔っ払ってしまいました。前に書いたとおり、古川日出男追っかけ読み開始、その2。

うすいけど、凄い。独特の濃密な世界。ホントに酔っ払います。凄くいい。この薄さで、このどっぷり浸る感じを醸せるなんて!ねえ。物語の持つ可能性、奥行き、広がり、迫力、にガツンと頭を殴られる一冊。

最近つくづく思うんですが、私の小説の評価の基準は、1.先が読めないこと、2.どっぷり浸れること、この2点に尽きるみたい。単純っちゃ単純な判断基準ですな。だからミステリはイマイチ好きでなく(結局謎が解かれるというお約束があるので先が読めてしまう)、SFの方がいいんだよな。なるほど。

そんな私にとって、この本。かなりキました。いいです。いったい何の話なのか。いったいどうなるのか。いったい何をいいたいのか。全ては宙吊りのまま。しかし話はとてもリアルに進んでいく。この感じがね。その読む楽しみを奪わないためにも、これ以上の余分な情報は書けないなあ。取り敢えず読んでみなよ、色々調べたりせずに。としか言いようがないんだよな。ああもう。

そうですね、自分が今居る場所に対して疎外感を持っている方、違和感を持っている方、年頃の若い方、特にお奨めします。いいよ。

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2010年1月11日 (月)

【書評】蜷川実花写真集『UMEZZ HOUSE』 著者:蜷川実花

蜷川実花写真集『UMEZZ HOUSE』読了◎。まんが家楳図かずおの住居である楳図邸、あの『UMEZZ HOUSE』を、外から内から、舐めるように、写して写して写しまくった写真集。まことちゃんを始めとして、まこと虫、おろち、猫目小僧ら、楳図まんがのキャラクターも、フィギュアで総出演!これでもか、ってくらい。しかしなんと言っても圧巻は、楳図かずお御本人の登場か。そして禁断の天井裏には実は・・・。凄え。

ってわけで、UMEZZ HOUSEです。サイズこそ普通の四六判ですが、厚さ3cm、300頁以上(推定)に亘り、ただひたすら『UMEZZ HOUSE』。文字といえば、あとがき代わりの対談4頁のみ。それ以外は、これでもかってくらい、次から次へと写真の嵐。

赤と白のボーダーとチェッカー、緑の玄関、黄色い寝室、青い書庫、と原色のオンパレードですが、いやー、これがなんだか凄くいいんです。みごとに調和が取れている。原色と原色と原色なのに。一度行ってみたい、とマヂで思いました。たしか吉祥寺なんだよな。せめて外からだけでも見に行くか・・・。でも、この写真集みて思うのは、楳図邸の真価は内部にこそあるんだな、ってこと。外観は、ホンの序の口で。

いろんな意味で、このこだわり方はハンパじゃない。そして、それを楽しんでやっていますよね。ああ、芸術家ってーのはこういう人種だよなあ、天才ってーのはこういう奴なんだよなあ、って、つくづく感心。

ウチのヨメさんにも貸してあげたら、大喜びして大笑いしてめくってました。一度夫婦して招かれてみたいものですなあ。・・・楳図かずおが死んだら、そのまま美術館か記念館になるのかなー?壊したりしないよね?

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2010年1月10日 (日)

【書評】つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか? 著者:勝間和代+広瀬香実

つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?読了○。広瀬香美と勝間和代のコンビによるツイッターの入門書。

1時間目 ツイッターをはじめよう
2時間目 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?
3時間目 ツイッター・使いこなしの10ステップ(初級編)
4時間目 ツイッター・使いこなしの10ステップ(中級編)
5時間目 ツイッター、いったいどこが面白いの!?
6時間目 創業者にツイッターの展望を聞く&サンフランシスコ本社訪問レポート

1時間目が初心者の体験談。2時間目が、日本のITの歴史を踏まえたソーシャルコミュニケーション論。3時間目が、敷居の高さを克服するための様々なツールやヒントの紹介。4時間目が、さらに深く使いこなすためのTIPSやテクニック。5時間目がハマっているユーザー3人によるツイッター談義。6時間目が創業者へのインタビューとツイッター本社への訪問レポート。ツイッター絡みの本を読むのはこれで2冊目。なんでかな。気にはなるけどうまく使えてない、って感じが自分でするからだろうなあ。

入門書としてみると、前に読んだ「ツイッター」でビジネスが変わるよりも、日本の実情にも合ってて読みやすいし正確です。変にビジネス馴れもしてないし。未経験者、初心者にとっての敷居の高さや、今後の展開如何によってはコケる危うさ、等々をきちんと認識した上で、でもこれがもっと流行ったらきっともっと面白くなる、だから流行らせようっていう、そういう感じ。流行りものに発生するある種の熱気が、ここ半年ばかりツイッター周辺で感じられますが、この確信犯的なお祭り的な熱気の発し方は、他の本にはなかなかないんじゃないか?

なんでか、ってーと、ツイッターってのが、結局はそのユーザーのコミュニケーションのあり方がそこに反映されるものだということ、そういうツールだと、この本が見切ってるから、だと思う。だから、ツイッターを始めればこうなれる、とは言わない。ツイッターをビジネスに生かすノウハウってトコにも行かない。こんなふうにしてフォロワーを増やすんだよ、って話にもならない。

ひたすら、敷居を下げるための具体的なツール、居心地よくツイッター世界に”居る”ための具体的な作法、等々を紹介し、そこの人口が増えた暁の社会の変貌に期待を掛ける。そのスタンスはなかなかですね。ひとつの見識だと思います。ちょっと褒め過ぎですが。

個人的には自分の発言が記録として残るので荒らしになりにくい、って指摘は目からウロコでした。なるほど。そこが匿名の掲示板と違うところか。

ってわけで、便乗本かと思ったら思ったよりもちゃんとした良い本でした。いろんな意味で、取り敢えず一読をお奨めします。

あ、因みにワタシもツイッター始めました。いやちょっと前から開いてはいたんだがどう使ったものかわかんなくてな。ブログとの使い分けとかさ。でも、ま、とにかくつぶやいてみよう、ってことで。アカウントはtoppo777。よろしくお願いします。

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2010年1月 9日 (土)

【書評】THE INTERPRETER 著者:(Retold by) Karen Holmes

THE INTERPRETER読了◎。シルビア・ブルームはニューヨークの国連本部で通訳として働いているが、ある夜偶然、アフリカの小国マトボの大統領ズワニー博士の暗殺計画を耳にする。通報を受け、U.Sシークレットサービスのエージェント、トービン・ケラーは、暗殺を阻止するためにチームを編成しシルビアの護衛を開始する。そしてケラーはシルビアが何かを隠していることに気づく。シルビアは真実を語っているのか?それとも・・・?

所謂サスペンス推理ものです。こういう風に話を引っ張ってもらえると、英語でもなんとか読み通そう、って気になるよね。よしよし。今回はアタリを引いたぞ。

PENGUIN READERSのLEVEL3。さすがにレベル3ともなると30分では読めないね。でも文法的にはまだまだ易しい英語しか使われてません。仮定法とか出てこないし。ある程度の長さがあるので、一本道のストーリーでなく、効果的な視点の切り替えあり、意外な展開あり、人情ドラマありで、読ませます。ってことでREADERSのシリーズの中では初の◎ってことで。

ワタシは観てませんが、これ、映画のシナリオをRETOLDしたものなんですな。監督:シドニー・ポラック、主演:ニコール・キッドマン、ショーン・ベン、2005年、アメリカ映画。

因みにこの本で、Number of wardsが13、747語。昔、この手のREADERSで多読のトレーニングしてたときは読んだ語数をエクセルに入れて集計してましたけどねえ。いまさらそれも面倒ですな。

因みにこれらのREADERSは、ウチの下の息子が英語の塾で使い終わった教材を、勿体ないので読んでるんです。息子のお下がり。中三でこれが面白がれれば立派なもんだと思うが、果たしてどこまで解かっているのか・・・。ちょっと怪しいかも。

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2010年1月 8日 (金)

【書評】"JURASSIC PARK Ⅲ" 著者:SCOTT CIENCIN

"JURASSIC PARK Ⅲ"読了△。アラン・グラント博士は恐竜の化石の研究者である。彼の”恐竜の化石”の研究は資金を集め難くなっている。いまや人々はジェラシックパークに、”生きた恐竜”を見に行くことの方を好むのだ。そんなアランのもとへ、カービー夫妻が訪ねて来る。グラントの研究への資金援助と引き換えに、ジェラシックパークの島のひとつ、イスラ・ソーラ島への案内を頼みたいのだと言う。グラントは迷うが・・・。

PENGUIN READERSのLEVEL2、とても易しい英語で書かれています。レベル1よりはちょっと字が小さくて、文章が長い。英語のレベルはどうなんでしょう、そんなに変わんない気がするけどな。なんで△かっていうと、先が読めちゃったから。まあなあ。所詮ハリウッド映画のシナリオだものなあ。しかも三番煎じの。読めるわなあ。うん。誰が生き残るか。誰が死ぬか。どうなるか。何が伏線なのか。大体読めちゃった。ちぇっ。

ウィキで引いたらパート3はマイケル・クライトンの原作じゃないのね。どおりで・・・。

和訳ではマイケル・クライトンは多分全部読んでると思う。NEXTはペーパーバックで英語で読んだ。結構好きなんだよな。最先端の科学技術をうまく料理して面白い話に仕立ててくれるその腕前がなかなか。SFとしての面白さではなくて、エンタメ小説のソレですけどね。もう死んじゃったけど。

こうしてみると同じENGLISH READERSっつっても面白いの面白くないのいろいろあるなあ。うーん。そろそろ飽きてきてるぞ。次は面白いのにあたってくれよー。

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2010年1月 7日 (木)

今ネットでグロリア・ウィーランの「家なき鳥」が話題なの?

ええっと。ブログをやってると、訪問者が増えるのは単純にうれしいものなわけです。会社から帰って、訪問者数をチェックする。んで、次に生ログ(訪問者の記録)を調べ、どのページに来てくれたのか、また、どこから飛んできたのかをチェックする。これが日課になるわけですな。

で、毎日それをやっていると、ネットの世界の微妙な”極プチトレンド”とゆーか、”極プチ話題”とゆーかが、見えてくることがあります。

例えば、去年の8月ごろはマーラーカオのレシピをグーグルで検索して飛んでくる人がたくさんいた。当時、ネットのどこかでマーラーカオが話題になり、それがここまで波及していたんですね。

今日、生ログ調べてて「あ、面白いな」って思ったのは、突然、”グロリア・ウィーラン 家なき鳥 書評”で検索して飛んでくる人が出てきたこと。

一冊読んだらひとつ書評の記事を書く、ってのがいまのところのルールだから、書くじゃないですか。おんなじように読んで書いた記事でも、よく読まれる記事と全然(全然!)読まれない記事があるわけです。それは、その”元になった本の話題性”によるところが大きい。最近出た本、ビジネス本、有名な著者の本、なんかは訪問者が多く、昔の本、外国の小説、無名な著者の本、なんかは訪問者が少ない、ってのが経験から言える傾向。んで、ワタシの趣味から言うと、面白い本は後者に多いから、◎つけた(即ち人に奨めたい)ものに限って記事が読まれない、って現象が起こる。

その意味では「家なき鳥 著者:グロリア・ウィーラン」なんてのは、”マイナーで読まれてない記事”の筆頭格だったわけですよ。それがここへ来て突然の検索対象。ネットのどこかで話題になってるんだよね、きっと。なんかうれしい。この本を話題にしているひとがどこかにいるかと思うと。この本、地味だけど、いいですよねー。

それとね。ココログ特有の現象かもしらんけど、携帯用のサイトがPCで検索上位に来てしまうという例の問題があって。この家なき鳥の記事も、何故か携帯用がPC用よりも検索で上位に表示されてるんです。それだと読みづらいんですよ。で、正しくPC用のサイトに誘導する、ってつもりでこの記事を書きました。なんとかして欲しいなあ。

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2010年1月 6日 (水)

【書評】Inspector Logan 著者:RICHARD MACANDREW

Inspector Logan読了○。ジェニー・ローガン、弱冠26歳、女性。エジンバラ署に赴任してきたばかりの新任警部補だ。今日は赴任初日。オフィスで、年上の部下である巡査部長グラント(55歳、男性)と共に、マーガレット・カーという女性の夫から相談を受けているところである。昨日のお昼のほんの2時間あまりの間に、妻が姿を消したというのだ・・・。

ローガン警部補シリーズの1冊目です。例によって、Cambridge English Readersのlevel1、とても易しい英語で書かれています。比較的ゆっくりと読んでも、30分程度で読めてしまいます。

昨日のThe Big Pictureよりはましかな。ひねりの程度は似たようなものですけど。

今トレーニングしているのは、英語を読んで、日本語に訳さずにイメージとして理解する、ってこと。Lookって単語を見たら、視線が向かうそのさまをイメージする。Look upで視線が斜め上に向く感じ、とかね。それをイメージする。”見る”とかって訳しちゃだめなんです。訳さなくなって始めて、副詞とか前置詞の細かいニュアンスが肌で感じられるようになります。

昨日が”be”、一昨日が”get”、では、今日は”have”の話を。”have”は比較的理解しやすい動詞ですね。経験空間にそれを”持っている”イメージ。”手に持つ”のでなく、”経験空間に持つ”、これが第一のポイント。そして第二のポイントは、現在完了形の(助)動詞”have”も同じイメージからなっている、という点。第三のポイントを敢えて付け加えるなら、日本人の好きなイディオム”have to”もまた、同じである、という点。to不定詞は”これからやる”ニュアンスを持ちますから、”これからやることを持っている”、というイメージですな。どれも同じ”have”で、だからどれも同じイメージである、と。これ、大事。

さて、そろそろレベル2に行きたいと思います。明日からね。

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2010年1月 5日 (火)

iPhone買っちゃった!その6・・・【アプリレビュー】マップ

iPhone買っちゃった その6・・・【アプリレビュー】マップです。iPhoneにデフォルトで付いてくるマップ。これ、いいです。もう、iPhoneなしの生活には戻れない、ってほど。

デフォルトだし、多分もう随分とたくさんの人が使い勝手等々のレビューを書いてらっしゃるんだろうな、とは思います。何をいまさら、と。でも、ま、これまでハンパでない苦労をして来た、ある方向音痴の、魂の救済の記録として、一応、書いておこうかな、ってことで。

ええっと、これまではdocomoのN904iを使ってました。これにもデフォルトでマップが使えるアプリが入ってました。”ゼンリン地図+ナビN”ってヤツです。これもね、N904iの時は特に不満もなく、便利に使ってました。ワシ、物凄い方向音痴で。例えばお客さんトコに何度行っても場所が覚えらんない。営業としては致命的かも。ってほど。致命的なんですが。

あ、今思い出したけど、そーいえばアスペルガー的人生のどっかの章に、アスペルガーと方向音痴との関係についての考察が載ってた?載ってなかった?なんでだったっけ?

ま、いいや。

なので、N904iにして、”ゼンリン地図+ナビN”使えるようになって、すげえ助かったのを覚えてる。地図が表示される、目的地までの経路が表示される、自分の現在位置が表示される、これでどんだけ道に迷わなくなったことか。ずいぶんお世話になりました。

でもね、iPhoneを経験すると、オレもうN904iには戻れない。

理由その1.アドレス帳との連携。iPhoneは、アドレス帳に入れてある住所を目的地に選ぶことが出来る。アドレス帳をタップして目的地を選ぶだけで、指定の番地までピンポイントでナビってくれるんです。これは便利。また逆に、現在位置をアドレス帳に場所として名前を付けて記録することが出来ます。
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理由その2.Googleストリートビューとの連携。iPhoneは、経路を表示するだけでなく、その場所のストリートビューも表示することが出来る。画面がぐるん、と廻ってストリートビューに切り替わるのを最初に見たときには感動しましたよ。これで目的地の予習が出来るので、移動に不安がない。

理由その3.コンパスとの連携。N904iを使ってたときには、100円ショップで買ったコンパスをキーホルダーに入れて持ち歩いてました。致命的な方向音痴の何が致命的かって言うと、地図を見ても、自分がどっち向いているのか分からないってコトなんですわ。だから地図がすぐには役に立たない。数百m歩いて、あ、これルートから外れてる、って分かるまではね。iPhoneは画面左下をタップすると地図固定(北が上)と進行方向固定(進んでいる方が上)が切り替わる。これは使いやすいです!

料金はどちらも無料。正確にはN904iは無料なのは機能限定版で、マップの拡大とか縮小に制限があった。iPhoneは最初っからフル機能版です。

方向音痴で苦しむ全てのサラリーマン諸氏に。iPhoneのマップ、お奨めします。

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【書評】The Big Picture 著者:Sue Leather

The Big Picture読了△。主人公のKenは東京に住むフリーのカメラマン。既婚、子供ひとり、しかし別居中。エージェントからの依頼で、タレントカップルのデートをカメラに収めたまでは良かったが、直後から何者かに命を狙われるはめに。一体、何が・・・?

昨日に引き続き、Cambridge English Readersのlevel1、とても易しい英語で書かれています。どうかな。英語が易しいのはいい、分量が少ないのもいい、でもストーリーにはせめてもうひとひねり欲しいなあ。この本にそんなものを求めるのは間違ってる?いやそのとおりだと思います。でもさあ、そこを枉げてお願いしておきたい。だって、ああ、このレベルなのね、って見切られたら終わりだよ?どうなるのか気になるから取り敢えず最後まで読んでしまう、っていうヒキがなければ、多読による英語学習、成立しないんだから。少なくともワタシの場合は。多少強引でも最後にドンデン返しを用意しておくぐらいのサービスが欲しいトコです。無茶言ってますか?わたし?

ああ。2冊目にして早くも飽きちゃったってコトですかね?我ながら早えな。ちょっと呆れます。困ったものだ。そろそろレベル2に上げようかと思いますが、あと1冊、レベル1の本があるんで、それ終わってからね。

電車の中の暇つぶしにはちょうどいいっちゃちょうどいいんですけどね。薄いんでコートのポケットに入るし。

昨日は”get”の話だったんで、今日は”be”の話を。be動詞も、分かっているようで分かっていなかった動詞です。これに関しては”「英文法」を疑う”を読んで目からウロコが落ちたんですわ。”This is a pen.”が”これ は ペン です。”と訳されるのであたかも”is”が”は”のような働きをしていると錯覚するが、その理解は英語ネイティブの理解の仕方とは実は大きく異なる。ってことです。

徹底して理詰めで攻めて、英語が喋れるようになる、ってアプローチはありか?ありかも。TOEICのSpeakingとWritingに挑戦して証明出来る、・・・といいなあ。いやまだ発展途上なんでまだまだ先の話ね。先の。

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2010年1月 4日 (月)

【書評】Help! 著者:PHILIP PROWSE

Help!読了○。主人公のフランク・ウォーモルドは自称、作家。今までにいくつかの作品を書いたが最後まで書き上げたことがない。今日も朝から妻のテレサに「仕事を探せ」と言われ、険悪な雰囲気に。ところが、テレサが出かけた後、一通のメールが届く。前半だけを送っておいた”Every Morning”という作品を読み、ハリウッドの映画会社が映画化したいと言って来たのだ・・・。

Cambridge English Readersのlevel1、とても易しい英語で書かれています。ちょっと物足りない、って位から始めた方が途中で挫折しなくて宜しい。 取り敢えずレベル1から始めてぼちぼちやっていこうと思います。この薄さだと30分位で読めてしまう。これで書評の記事1本書くってゆーのはちょっと詐欺?

軽いコメディで、続きが読みたくなる仕掛けのあるストーリー。さらっと読めて読後感もそれなりに爽やか。いいんじゃないでしょうか。

多読でこの手のReaderを読むのは、1~2年前にちょっとやってたんですよ。その時には途中で飽きてしまって結局10冊程度で止めてしまいましたが。まあなあ。一冊はいいけど、続けて同じような趣向の作品読んでると飽きるんだよね。ま、飽きたらまた中断すればいいだけの話だな。なんでまた再開する気になったかってーと、ひとつにはiPhoneのおかげ。もうひとつにはその後コツコツと英単語ネットワーク読み返してるうちになんとなく英語脳が出来てきた気がするので、その確認のため。前にも書きましたが、これ、いい本です。

英文を読んで、日本語に訳さず、イメージを思い浮かべる。思い浮かべたイメージを英語で表現する。私の場合、基本動詞の中でも”get”が一番イメージ出来てなかったんです。ここを抜けたらなんだかスルスルと読めるようになった気がする。あと、ピンカー先生による生成文法講義も効いたな。

ってなわけで、さて今回はいつ飽きるんでしょうね?

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2010年1月 3日 (日)

iPhone買っちゃった!その5・・・【アプリレビュー】Dictionary.com

iPhone買っちゃった その5・・・【アプリレビュー】Dictionary.comの巻です。

ええっと、iPhone買ってから本も読まずに日がなiPhoneと戯れているワタシですが、意外な副作用と言うべきか、前回レビュー新約聖書を初めとして、iPhoneのおかげで英語での読書が復活しています。んで、お世話になっているのが、Dictionary.comという英英辞典。これがなかなかいいです。

英語を読む”対訳聖書”やら”Kindle for iPhone”やらのアイコンと”Dictionary.com”のアイコンは同じページに置くようにして、調べたい単語が出てきたら、homeボタンで一旦アプリを閉じ、”Dictionary.com”を起動、単語を入力して調べる。ホントは「分かんない単語をタップするとDictionary.comに飛ぶ」、或いはせめて「分かんない単語をタップしてコピーし、Dictionary.comを起動してペースト」ってのが出来れば美しいんですけど。ま、前者はiPhoneの仕様上無理としても、後者はアプリ側で対応してくれれば出来るような気がしますが。残念ながら”対訳聖書”と”Kindle for iPhone”はいずれもそういう対応はしてくれてません。んで、分かんない単語をDictionary.comにポチポチと入力して調べてます。インクリメンタルサーチに対応しているので、頭の何文字か入れればいいだけなんで、ま、そんなに苦にならない。スペルの確認にもなるし。・・・どおもアレだ、さわってるだけで嬉しいので、全体的に評価が甘くなってますな。

あとDictionary.comで気に入っているのはWord of the Dayというボタン。タップすると単語とその意味が表示される。1日に1個。説明文に分かんない単語があればそれを調べて辞書の中を読んで廻るのがなかなか楽しい。因みに今日の単語は”tortuous”。

Img_0038 面白いのはこのWord of the Day、辞書からランダムに選んで表示しているのではない、ってこと。なんでそれが分かるかってーと、”tortuous”という単語をDictionaryに入れて調べたときに表示される内容と、Word of the Dayで表示される内容が違ってるんですわ。Word of the Dayで表示される内容は、定義は軽くサラっと1~2行Thesaurus.comから引っ張ってきて、んで、出典を明記してのExampleが充実してます。これを読むのがなかなか面白い。

あと、Dictionary.comのtipsをいくつか。
1.入力欄の全クリ方法・・・入力欄はタップしても”全部選択状態”にはならない。んで、最初のうちはバックスペースキーで1文字づつ消してた。これ、ちょっとイラっときますね。でも、ある時、気づきました。一番上のDictionary.comのロゴ(写真で赤丸で囲ったトコ)をタップすると、入力欄が全クリされます。これで快適!

___2 2.さっき言った「分かんない単語をタップしてコピーし、ペーストして引く」って方法は、Dictionary.com内では当然、出来ます。その際のちょっとしたコツ。タップしてコピーしたら、1.の方法で入力欄を全クリ、そのあと入力欄をダブルタップするとカーソル位置に”Paste”のバルーンが出ます。後はそれをタップするだけ。

で、これが無料、タダだっつーんだから驚きますよね。すげえ。

ってわけで、年も変わったことだし、新しい相棒も手に入れたし、英語学習にちょっと気合を入れて取り組もうかな。てなことを考えています。さあーて、取り敢えず多読だ多読。

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2010年1月 2日 (土)

iPhone買っちゃった!その4・・・【アプリレビュー】対訳聖書

iPhone買っちゃった その4・・・【アプリレビュー】対訳聖書です。なんつーか、iPhoneネタだと訪問者が増えるんで、つい、そっちに走ってしまう。これブログの堕落?いやいや。やってる本人が楽しければ、それはそれでよし、という広い心でひとつよろしくお願いしますね。

この冬休み。29日から冬休みに入っていますが、1月2日現在でまだ1冊も読み終わった本がありません。書評ブログなのに。仕事のある平日ですら平均1冊/2~3日のペースを守ってたのに。空いてる時間、殆どiPhoneに掛かりっきり。いやー将に恐れていた事態になりつつあるな。

でもね、言い訳するわけではありませんが(っていうセリフは言い訳の前振りの定番ですが)、読んでないわけじゃない。どーゆーコトかと言うと、iPhoneで読んでるわけですわ。

iPhoneをいじりたいという願望と、何か読まなきゃっていう衝動の、妥協点ってゆーか、折り合いのつくトコが、ソコだったってことで。で、何を読んでるかって言うと、取り敢えずですね、ミーハーなもんで、売れてるトコからいこう、ってことでですね、世界的なベストセラーを読んでます。それは新約聖書、ですね。使ってるのは「対訳聖書」。

なにしろほら、原作が古くて作者未詳で著作権切れてるんで無料だし、すごくよく作りこまれている。これが無料とは!さすが聖書、最古のオープンプロジェクト?世界中の才能を結集してるんで、手間が掛かってて、クオリティ高いです。対訳つきで英語の勉強にもなるし。ってゆーか、英語を読むのがメインになっているわけですが。表現としてはちょっと古臭いんですけど(あたりまえだ)、慣れれば比較的平易な英文で読みやすい。いまMatthew3:11、マタイ伝の第3章あたり。全部読み終わったらちゃんと感想をこのブログにアップしようと思う(プロットにもうちょっとひねりが欲しい、登場人物が紋切りで、云々って?)。それがいつになるかちょっと想像がつかないが。

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2010年1月 1日 (金)

iPhone買っちゃった!その3・・・料金胸算用

ってことで、docomoを解約してきました。窓口で嫌がられるかと思ったけど、丁寧かつ親切に対応して貰い、無事解約終了。日本人的心情で”乗り換える”ってコト自体になんか抵抗感あったんだけど、完全に取り越し苦労でしたな。

んで、一応念のために、「解約後しばらくして再度新規で契約したらどうなるか」、ってのを訊いてみたんですよ。docomoの携帯向けのiSpeedはとても良く出来ているので、もしかしたら再び使いたいってシチュエーションがあるかも、って思ったもので。んで、驚いたのは、ワタシの場合、解約して新規にした方が料金が下がるんだと。

どういうことかというと、今までワタシが契約していたのはSSバリュープラン基本料金1890円+パケホーダイ4410円(上限)+なんちゃら=大体6900円くらい。ところが今のままの機種で新規で申し込むとSSベーシックプランの基本料金980円ってコースが使える。基本料金の910円分がお得だと。一年間では10、800円お得。新規登録の手数料3150円?を払ってもこっちのほうが安いじゃん?変なの。ま、実際には機種変更(新機能、電池のもち)とかその辺の事情が絡むんでしょうけど。

もうどうでもいいっちゃどうでもいいことなんですけどね。一応訊いてはみたけど99%再契約はないだろうからな。

iPhoneの料金は、ま、docomoと同じようなもんだけど、ソフトバンクの説明を聞く限りではちょっと安くなるみたい。6100円程度?ワタシの場合は音声での通話はほぼゼロ。iPhoneは小型ネット端末として使うことになりますからね。

差額が800円として年間では9600円。docomoの2年縛りの違約金9975円はモトが取れてしまう計算です。その上キャンペーン中で5ヶ月半額やらなんやらつくから、ランニングコスト的には間違いなく下がる。よしよし。

さっきウチのヨメさんからいきなり、「iPhone買ってから超機嫌いいよね。なんて簡単なの?アンタは」って指摘され、「え?ど、どこが?」って動揺気味に返事をしたんですが、「・・・全部!」って返され、胸に手を置いて考えてみても自分ではわかんない。そ、そんなにロコツに喜んでましたか?ちょっと恥ずかしい。

この手のデバイスいじるのはNewton以来だ。当時と比べるとすげえ進歩したもんだよなあ。感無量です。うん。確かに超機嫌いいのかもしれん。何よりブログのネタになってくれるしね。ってなコトを書いてるうちに年が明けてしまった。これが今年最初の記事になるの?ま、いいか。

ってことで、あけましておめでとうございます。今年はね、超機嫌よく、いろいろとやっていこうと思ってます。るんるん。今年もよろしくお願いいたします。

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