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2009年11月14日 (土)

【書評】橋本治と内田樹 著者:橋本治、内田樹

橋本治と内田樹読了◎。橋本治と内田樹の対談集。2004年冬と2005年春の2回、神田の山の上ホテルで行われた対談を収める。テーマは何か、ってゆーと、これが専ら、”橋本治について”。対談者の片方についてをテーマに対談する対談集って、ちょっと珍しいかもしれない。っていうのも橋本治なればこそ。いつもの飄々とした空気の中で、内田樹の(爆笑)を合いの手に、話題は予想もつかない方向へ展開します。あっちへとびこっちへとび。橋本治の変なトコと今の社会の変なトコがコントラストを成して迫ってくるってゆーか。

だめだ。何書いてるか自分でもわかんなくなった。橋本治のファンだったら、絶対読むべき本です。絶対です。絶対。結構あけすけに色々喋ってくれてて、ある種、橋本治のタネ明かし、みたいなところがありますから。んで、タネを明かされてもそのタネがまたなんというか意表を衝いていて、アトをひいて昔の本をまた読み返したくなる、みたいな。

パブリック、引き算、否定するくらいなら創れよ、多神教と一神教の補完関係、とかのフレーズがとても印象に残ってる。うーん。予想もつかない切り口が脳みそに揺さぶりを掛けるこの感じは上質のSFを読んだときの感じに近いな(ってフレーズも使いすぎだオレ)。

ファンでなかったら、読んでも意味わかんないだろーなー、って思う。そういう意味ではまたすげえ読者の限定されたマニアックな本を出したもんだ、と妙に感心。さすが筑摩書房だ。

オレ、初めて橋本治読んだのは大学のときだな。”極楽迄ハ何哩”が最初の出会い。内容は今はもう全く片鱗も覚えていないが、それまでこういうものに遭ったことがなかったので大ショックを受け、友人に奨めまくって顰蹙を買ったのは鮮明に覚えているぞ。あ、それとも花咲く乙女たちのキンピラゴボウが先かな?

なんにしろこのかたとのお付き合いは20数年に及ぶわけで。尊敬しつつあいかわらずある種謎の人なんだけど、でも、ちょっと距離が縮まった感があるぞ。

今回この対談読んで、読み漏らしている橋本治をちゃんと拾って読んでいこう、と思いました。っつっても多分100冊位ありそうなんだけど。ま、ぼちぼち行きたいと思います。

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コメント

わかる人にはわかるって感じ。

投稿: ダンスとの出会い | 2009年11月14日 (土) 19時19分

コメントありがとうございます。そうなんです。そういう書き方になっちゃうんですよオレ。で、一瞬困ったな、って思うんだけど、その後、わかる人にわかればいいか、って思うもので・・・。会社じゃ嫌われるんだこういうのは。

投稿: toppo | 2009年11月14日 (土) 20時02分

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