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2009年11月15日 (日)

【書評】NASAより宇宙に近い町工場 著者:植松努

NASAより宇宙に近い町工場読了◎。植松電機は北海道は赤平にある従業員20人の町工場で、本業はパワーショベルにつけるリサイクル用の強力磁石の製造。一方で植松電機は世界に3台しかない無重力実験施設を持ち、自前で宇宙開発を進めている変わった会社でもある。植松電機社長、植松努さんの嫌いな言葉は「どうせ無理」。こんな言葉は世の中からなくしてしまいたい。ただそのために、まさか町工場がやれるとは誰も思わない宇宙開発を、自前で進めているのだ・・・。

タイトルで勘違いしやすいんだけど(オレが実際そうだった)、頑張ってNASAに認めて貰いました、って話じゃない。NASAなんか目じゃないって話だ。そして苦労話じゃない。自慢話じゃない。生きるってことについて、人間の可能性について、一緒に考えましょうよ、って話なんです。といって、押し付けがましくはない。説教臭くもない。ええ本です。一読をお奨めします。

ワタシちょっとビジネス本・ハウツー本を莫迦にしているトコがあってですね、ホラ1-2時間で読めちゃうじゃないですか。そのスカスカ感がヤだってゆーか。文芸書>ビジネス本ってゆう不等式が先入観として入っちゃってるってゆーか。で、この本も見た目そんな感じでしょ?でも読んでみたら、この本はビジネス本ではなかった。ハウツー本ではなかった。

では何?ってーと、ノンフィクションであり教育書であり啓蒙書であり思想書、だったんですよ。インパクトあります。読むと元気が湧いてくる。自分の可能性が広がるのが感じられる。書いた人に会ってみたくなる。なにかやりたくなってくる。人にシェアしたくなる。感動して泣きそうになる。まさか、って思うでしょ?いやいや。とにかく読んでみな。

これホントなの?ホントの話なの?今の日本で?・・・とてもとてもびっくりします。すごい、としか言いようがない。ちょっと呆然とする感じ。北海道かー。下の息子連れて工場見学に行って来ようかなー。

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