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2009年11月14日 (土)

【書評】英単語ネットワーク-わかる覚える使える(基本動詞・編) 著者:田中茂範

英単語ネットワーク-わかる覚える使える(基本動詞・編)読了◎。英語の基本動詞について重要点をまとめた本。使いこなしの難しい基本動詞を選び「基盤」、「移動」、「所有」、「生産」、「発話」、「破壊」、「知覚」、「加圧」、に分類、それぞれの動詞の持つ”コア”の意味について懇切丁寧且つ徹底的な解説を加える。

英会話のクラスを経験し、聞けるけど読めるけど喋れない、っていう症状を自覚し、どうやってそこから抜けるかを考えた。問題はイメージなんだよな。喋りたいことがある、それはもやもやしている、それを日本語にしてから英語に翻訳する、ってやりかたをやろうとすると、単語でつまづくんだよ。意識が”翻訳”だから単語が出てこないとそこでフリーズしてしまう。このやりかたでは駄目だ。ではどうやって?

ってわけで、イメージで考え、イメージを英語に翻訳する、という方法が取れないか、ってのを実験してみてるんです。これだと、”言いたいことに近い感じ”って検索の仕方を脳がするみたいで、辛うじてもどかしい近似値を選びながらなんとか止まらずには済む、って感じかな。相変わらずひどい英語だと思うが、フリーズするのよりはましだ。

このやりかたをやるには、各動詞の意味が、日本語への翻訳としてではなくイメージで分かっている必要がある。ってんで基本動詞の持つイメージについて教えてくれる教材を探して、たどり着いたのがこの本。

いかにもアルクが出してる英語の教材、って感じのつくり(後ろのほうに教材の広告ページが一杯あったりとか、さ)で、オレなんか最初、ああん?コラ、一般書のふりすんじゃねえ!って態度で読んでたんですが。(アルクさんごめんなさい。)

いやこれがいい本なんだ。すごく。経験上、基本動詞の解説って、偉そうなこと言う割には結局は慣れなさい覚えなさいみたいなトコに逃げ込み勝ちなんですよ。この本はその辺が一本芯が通ってて、コアの意味をちゃんと妥協せずに掴もうとしている。意味というものの本質が、言葉でなくイメージであることを認識していて、図で示そうとしてくれている。

この本と英文法を疑う、この2冊で私の英会話は新境地を開く、ことになるはず、なんですが。受動態がなぜbe動詞+過去分詞なのか。現在完了形がなぜhave+過去分詞なのか。そのイメージがないと、実際、実用スピードに達しないと思うんだよね。でも、弊害もあってですね、今頭の中で英文法の再構成が進行中らしく、既存の説明で納得していたモノが分からなくなったりしてます。例えばこないだhave toの意味が咄嗟にわかんなくなったりしてました。これ、これからやること(to不定詞)を所有している、ってニュアンスなんだよねー?

ってことで、英語が伸び悩んでいる方(たいていの人がそうらしいが)、一読をお奨めします。

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