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2009年10月11日 (日)

【書評】職業”振り込め詐欺” 著者:NHKスペシャル職業”詐欺”取材班

職業”振り込め詐欺”読了○。平成21年2月9日に放送され、大きな反響を呼んだNHKスペシャル「職業”詐欺”~増殖する若者犯罪グループ」の書籍化。被害総額1317億円、総被害者数約10万人。空前絶後の大規模犯罪振り込め詐欺。その主犯格は高学歴・一流企業出身の若者達だった・・・。

気持ち悪いものを読んでしまった、という後味の悪さ。もちろんそれは著者の責任ではなく、取材された内容によるものですが、とにかく後味が悪いぞ。ぺっぺっ。

ううむ。オレ、この手の本は嫌いだな。面白くない。読んだからといって触発されるわけでもない。でも、読まなきゃこの件に関する情報は得られない。あきらめて我慢して読む。で、憂鬱になる。この手の本。TV番組を書籍に起こしたもの。犯罪を取材したもの。日本社会の変質を描いたもの。うん。三番ですね。

無力感。取り返しがつかないじゃないか、っていう苛立ち。いや別に社会をどうこうしようと思っているわけではないけれど、わたしゃ正義の味方じゃないけれど、目の前で進行中の気持ち悪いことを止める手段がない、という感じ、その無力感。ディレクターのひとりが取材成果を報告する場で、本来ならあるべき達成感でなく、ショックを受けて落ち込んでいた、というエピソードがあとがきで書かれていますが、その気持ちは良く分かる。

考えてみれば不思議なんだけどな。んなことはどうでもいい、って立場も取れるはずだし、それではこうしたら?っていう立場も取れるはずだし、いちいち憂鬱になる理由が我乍ら良くわかんないな。うーん。

そういう変質って、漠然とは知ってるんだよな。カネ至上主義であるとか、努力が報われない風潮であるとか、勝ち負けの単純化された思考に毒された感じとか。この本を読まなくても、普通に会社生活していて、肌で感じることがある。それを気持ち悪いと思うが、しかしそれを全く無視することも出来ない、その感じ。自分が、影響されそうになる、影響されてしまう、そこが気持ち悪いんだ。憂鬱なんだ。ま、この本とは直接関係ないことですが。ちょっとした愚痴。すんません。

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突然のご連絡にもかかわらず、長文大変失礼いたしました。

失礼いたします。

投稿: R+ (レビュープラス) | 2009年10月16日 (金) 18時58分

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