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2009年9月16日 (水)

【書評】田村はまだか 著者:朝倉かすみ

田村はまだか読了△。札幌、ススキノのスナック「チャオ!」。小学校のクラス会から流れた40歳前後の5人が、遠方から駆けつけてくるはずの、田村を待っている。待ちながら、田村を思い、あの頃を思い、あれからあったいろんなことを思う。この5人に店のマスターである花輪を加えた6人、それぞれを主人公とする、ちょっと悲しく、ちょっとほろ苦く、ちょっと気恥ずかしい、連作短編6編を収める。

そういう世代って、あるな。そういう頃合いというか。ある。昔の友達に会いたい頃合い。昔を懐かしみたい頃合い。やたらクラス会をしたい。やたら昔話をしたい。あの頃の。

ってニーズが、あるんだな。あるんだろうなあ。40歳前後に一回。んで、次は60-65歳前後?で、その次は?80歳?

60-65歳前後のソレは、会社勤めを終えて、ふと、昔を懐かしみたくなるんですな。会社の先輩とゆーか、おじさんたち見てるとその感じはわかる。80歳前後のソレは、生き残っている面子の確認?ここまで来ると、なんつーかちょっと意味合いが違うね。では40歳前後のソレは、何なんでしょうね。なんとなく一息つくタイミングってゆーか。現役としてラストチャンス、ってゆーか。え?いや意味わからずに言ってるんですけどね。

個人的にはオレ、興味ないなあ。40歳前後のソレ(そうだ、はがきが来てたぞ)も、ふーん、って感じでやり過ごしたし。こんなオレでも定年迎えたら同窓会に行って昔を懐かしんだりするんだろうか。想像できないな。昔、か。興味ないなー。

おおっと。「田村はまだか」から大分脱線していますね。ごめんなさい。って流れからも判ると思いますが、ごめんなさい。ワタシのテイストではありません。じゃあ、何で読むんだ?ってーと、読んだからワタシのテイストでないとわかるんです。はい。読み始めたら最後まで読む。最後まで読んだら正直に感想を書く。ま、それがルールですから。ひとことで言うと、ぬるい。そのぬるさに不満を覚えるんだな。

そのぬるさに不満を覚える自分がとても好きだ。そのことを確認させてくれる読書は貴重だ。これは、書評のブログを書いていて良かったな、と思う瞬間のひとつ。はい。

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