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2009年8月31日 (月)

【書評】「身の丈起業」のすすめ 著者:一橋総合研究所

「身の丈起業」のすすめ読了○。起業について、日本には、退路を絶って逆境に立ち向かい、特別な才能を磨くか、さもなくば何か特別なことをせねばならないかのような先入観が存在する。まず、この先入観を克服しましょう。サラリーマン人生のリスクを減らすためにも・・・。

著者は現役ビジネスマンらをネットワーク化したNPO組織。だから、だと思う、起業に対する妙なアオリ、幻想、を排し、極めて現実的に、いかにしてリスクを減らして楽に起業をすべきか(例えば既存の商権を持って出る)、どんな人間をパートナーに選ぶべきか(それは菩薩のような人)、駄目だと見極めたらどうやって退くか(一例として3年で見極め、だめならサラリーマンに戻る)、等々を提案していく。地に足がついている、というヤツです。だからといって、週末起業とかアルバイトとかを提案しているのではなく、提案しているのはあくまでも起業。

セコくない。貧乏ったらしくない。ガツガツしてない。なんつーか、上品。育ちがいい。おっとりしている。ある面悠然と、どっしり構えている。・・・この本に対する印象です。世の起業本ってね、基本が下品なのが多いんだよ。起業をあおるにしろ、脅かして警告を発するにしろね。この本は珍しくそういう下品さがない。文章にもそこはかとないユーモアが漂い、読んでいて楽しいですね。ビジネス本には稀な味わい。起業を目指す人も目指さない人も、お仕事している人はみんな、読んでも損はない本だと思います。

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