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2009年8月17日 (月)

【書評】先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 著者:小林朋道

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!読了○。著者は鳥取環境大学の教授。専門は動物行動学と人間比較行動学である(著者は人間動物行動学と呼ぶ)。本書は、大学周辺で起こる動物や学生を巻き込んださまざまな事件を、人間動物行動学の知見も交えながら書いたもの、とは著者の弁。

下の息子(中学三年)が学校の宿題(生物のレポート)のために借りてきた。面白そうなので横取りして読んでしまいました。オレの勘も捨てたもんじゃないな、実際、面白いです。

実を言うと題名と表紙からはもっとおちゃらけたもの(極端に言えばユーモアエッセイみたいな)を想像していたのだが、そうではないです。もっと不器用でもっと理系寄り。んで、そこがいいんだなぁ。

具体的に説明するとですね、タイトル「先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!」ってのを見るとですね、「あ、なんかの失敗談かな?」って思うでしょう?動物行動学を生業とする先生がなんらかの失敗をして、その結果、シマリスがヘビの頭をかじるような事態が生じたのであると。その異常事態が生まれた経緯が、ユーモアエッセイのネタになっているのであると。(私はそう思ったんですよ。)

そうではありません

えーっと、このブログは出来るだけ短く、ネタをバラさない、ってのをモットーにしております。あらすじとか解説とかも最小限に、ってのがポリシー。だってさ、いろいろネタをバラされると読む楽しみが半減するじゃないですか。そういう無粋なことはしたくない。とゆーわけで、続きが気になる人は、是非自分で読んでみてくださいね。びっくりします。(私はびっくりしたんですよ。)

もうひとつ、この本が面白い理由があります。このブログの冒頭、著者の専門を動物行動学と人間比較行動学と紹介し、著者は人間動物行動学呼ぶ、と書きましたが。ここにヒントがある。うーん。一言で言うと動物好きが動物を見るように人間を見ている、ってことです。動物行動学みたいな役に立たなそうな(すんません)学問が好きな学者が、人間を動物として見るときの人間比較行動学は、一味違う、ってことですな。御活躍をお祈りしております。

アマゾンで調べると同じ著者の同じシリーズがあと2冊出てるんですね。先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!と。これは読まずばなるまい。

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