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2009年7月28日 (火)

【書評】赤めだか 著者:立川談春

赤めだか読了◎。17歳で高校を中退し立川談志に弟子入りした著者による、自伝であり、同時に立川流を内側から見た貴重な記録である。

ナマの談志は一回しか見てませんが、尊敬しています。著者の落語は聞いたことありませんが、この本を読んでファンになってしまいました。近いうちに聞いてみようと思います。

ええ本です。うーん。なんて言うんだろう。ナマでホンモノ。参りました。って感じでしょうか。一人の天才を核とする不思議な共同体。なんだか泣けます。切ないなあ。ってぜんぜん説明になってないね。だってする気ないもの。取り敢えず一読をおススメします。

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2009年7月26日 (日)

【書評】アマニタ・パンセリナ 著者:中島らも

アマニタ・パンセリナ読了◎。中島らもによるドラッグエッセイ。登場するのはガマガエル、睡眠薬、シャブ、阿片、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、大麻、LSD、抗うつ剤、ステロイド、アルコール。

初読でなく再読ですが。古本屋で105円で売ってたんで速攻で買って一気読み。名著だ。何度読んでも面白い。らもさんの本で2冊挙げろと言われたら、ガダラの豚とアマニタ・パンセリナを推す。一冊だけ、と言われたらアマニタ・パンセリナを推す。それくらい面白い。

あとがきで本人も書いているけど、これは実体験の面白さですよねえ。ってことで、このブログ上のカテゴリーとしてはエッセイだけでなくノンフィクションにも分類しておきます。

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2009年7月25日 (土)

【書評】無一文の億万長者 著者:コナー・オクレリー

無一文の億万長者読了○。アイルランド系移民の息子として人生をスタートし、一代で世界一の売上を誇る免税小売事業を作り上げたチャック・フィーニーの伝記。半端じゃない。正真正銘の億万長者です。推定総資産約40億ドル!そしてその個人資産を全て慈善団体に寄付し、生きているうちに慈善事業に使い切ってしまうことを目指す。

ソフトカバーですが約400ページ、結構読みでがあります。前半はビジネスを作り上げるまで。後半は慈善事業に傾斜していく経緯。読みながら自分の中で評価がころころ変わるのが面白かった。以下、メモ。まとまりがなくって申し訳ない。

慈善事業?結局金持ちの道楽じゃないか?或いは税金対策。

でもその金でそこに病院が出来、図書館が出来、奨学金を受ける人がいるということはリアルにすごいことではある。

慈善事業をやるにも才能がいる。効率よく慈善事業をやるために。

大金を子孫に残すことは子孫に重荷を負わせることになる。

匿名でいることのメリット。

筆致がキレイゴトにすぎる。離婚の件とかもっといろいろあっただろうに。流すところと詳述するところの選び方が偏っているよな。

使い切る、というのはすごいことだ。その選択が結果高値で売り抜けることにつながっているのは面白いね。

日本人はコケにされっ放しだよなあ。そこんトコ、どーよ?

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2009年7月16日 (木)

【書評】私の脳はなぜ虫が好きか? 著者:養老孟司

私の脳はなぜ虫が好きか?読了○。養老孟司が日経エコロジーに連載していたエッセイをまとめたもの。雑誌の性格上、エコ関係の話題が多い。

前にも書きましたが養老孟司さんは私の三大老人アイドルの一人です。養老節健在。よかったよかった。私なんかだと、唯脳論とかからファンになった口なので、この本にある具体的な虫捕りの記録とかが目新しい。このこだわり方とゆーか、情熱の傾け方とゆーか。元祖老人オタクですねえ。

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2009年7月12日 (日)

【書評】打たれ強くなるための読書術 著者:東郷雄二

打たれ強くなるための読書術読了○。「知的に打たれ強い」とは、正解のない世界に耐えることが出来る、ということである。正解に飛びつくのではなく、自分の頭で考えることを通して、「知的に打たれ強くなる」。本書ではそのための読書のやり方を考える。

前書きで自ら言っていますが第8章:本の読み方-段階編以降を読めば十分ですね。本書が挙げる読書の段階的分類法、初級読書、分析読書、比較読書、批判読書。具体的にそのやり方、違いを説明してあります。書いてあることは特に目新しくもないけど、整理してあるものを読むことで意識して効率よく出来るようになるという面は確かにあるので、その意味では役に立ちます。

でも1-7章はいらんなあ。本の感度を上げる、とか、買うか借りるかとか、どうでもいいよ、って思ってしまう。読み出したらとりあえず最後まで、ってルールを課してなかったら途中で放ってたな。

最近、新書の軽書化が進んでますねえ。一概に悪いともいえないけど、期待したレベルのものでないと、ちょっとイヤだよね。

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2009年7月 7日 (火)

【書評】コズミック・マインド 著者:西垣 通

コズミック・マインド読了△。中堅地銀である倉光銀行は、大手都市銀行の住菱銀行との合併を控え、オンラインシステム統合の作業を急ぐ。しかし作業は難航している。不可解なプログラムがシステムの中に組み込まれているようなのだ。それは?退職したシステムエンジニアの朽木に問い合わせがいく・・・。

何週間か前の日経の書評欄で取り上げられていて、面白そう、てんで読んでみました。結構楽しみにしてたのよ。が、うーん。ちょっと。ミステリにしてはネタがすぐ割れるし、コンピュータに絡んだ薀蓄本にしては通り一遍の議論しか出てこないし、文学的な深みがあるわけでもないし。ストーリーが平坦で人物描写がありきたり。なんじゃそりゃ。いいトコ一個もないわけ?うーん。困ったね。わがままな読者ですんません。

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2009年7月 3日 (金)

【書評】1Q84 著者:村上春樹

1Q84読了◎。村上春樹の最新長編。スポーツクラブのインストラクター青豆と、予備校の数学講師天吾。二人のエピソードが交互に語られていく。

久しぶりの春樹節、堪能させていただきました。読み出すとのめり込んでしまう性質(たち)なので、読んでる間はなんだか、せつなく、孤独で、堪らなかった。読み終わってもまだその感じが抜けてないな。社会生活に復帰するのに時間が掛かりそうだなー。会社なんか行きたくねえな。

6/16現在で127万部突破、近所の図書館だと800人待ち(!)だそうで。すごい勢いですねえ。語り口のうまさ、というのはあります。どうしても続きを読みたくなる。でもテーマは重いよね。この本ががそんだけ読まれるというのはある意味驚きです。

いろいろ書きたいことはあるけれど、ネタバレになるからなー。ここでは、なし。

BOOK3、出るんですよね?

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