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2009年5月13日 (水)

【書評】影に潜む 著者:ロバート・B・パーカー

影に潜む読了◎。アメリカ北東部の小さな地方都市パラダイスの警察署長、ジェッシイ・ストーンの、シリーズ第4作。パラダイスで連続殺人が起こる。

第一作暗夜を渉る◎、第二作忍び寄る牙○、第三作湖水に消える△、と、面白いながらも回を追うごとに下降線を辿っていた印象のジェッシイ・ストーンのシリーズでしたが!第四作は思いのほか、良いですよー。復活!って感じです。ちゃんとどきどきハラハラしましたし。ジェッシイの今時珍しいタフネスじゃなくってフェアネスぶり、あのキャラにも磨きが掛かっていますし。いい意味で一作目の緊張感が戻ってきたように感じました。

ただのマンネリハードボイルドだと侮ってはいけません(←それは自分だって。反省してます。もうしません。)。レイプされた女の子が引っ越してしまう挿話、犯人夫婦の造形、などにアメリカという社会の一種殺伐とした感じが描かれていて、アメリカは確かにジェッシイのような男を(ひとつの理想として)産んだが、しかし社会全体としてみたらどうなんだ?現実としてみたらどうなんだ?と考えさせられます。

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