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2009年4月 2日 (木)

【書評】14歳からの社会学 著者:宮台真司

14歳からの社会学読了○。副題は「これからの社会を生きる君に」。過激な言動で物議を醸す社会学者宮台真司が、今の世の中を14歳にもわかるように解説した本。だと思って読んでいて、読み終わってから、ん?ちょっと違うな、今の世の中を「社会学の目で見て」14歳にもわかるように解説した本だな、そしてその、「社会学の目」を手に入れるための勉強の方法について、でもあるな、と思いました。

おなかをすかしている人に食べ物を与えるのではなく、食べ物を手に入れる方法を教える、或いは自分がどうやってそれを身につけたのか先輩として教えてくれる、みたいな。そりゃそうだ、社会と言うのはこれこれだ、と言えなくなってしまっている、ということを言っているんだから、そのことを言うだけで終わんじゃ、話になんないもんね。そういう部分はこの人は相変わらず真面目で真摯だなあと改めて思う。

んで、これは46歳の私にも面白かった。相変わらず過激だよなあ。例えば仕事について、仕事に期待するな、とはっきり言い切るあたり。とても同年代(たしか3-4歳向こうが上だ)とは思えない。まだ読んでませんが村上龍が「無趣味のすすめ」を出したでしょ?このスタンスは真逆ですよね。

私にとってはこの二人は両方とも水先案内人なんだが、こうもみごとに方向が逆だと困ってしまいますな。私自身は村上龍の考え方に近かったんだが、説得力は宮台真司の方が上だと思っています。実に興味深い。

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